バローnews|9月SM既存店2.0%増/ドラッグストア・HC前年割れ  

(株)バローホールディングス(岐阜県多治見市、田代正美社長兼会長)が9月の業態別の営業成績を発表した。

(株)バローが運営するスーパーマーケット(SM)の既存店売上高は前年同月比2.0%増。客数は6.3%だったが客単価8.8%増がカバーした。全店ベースでは0.9%増。4月~9月の上半期は既存店が7.1%とコロナ禍の内食需要を取り込んで好調だった。ただし、客数は4.2%減、客単価が11.8%増と、買物頻度を減らしまとめ買いする傾向が顕著だった。

ドラッグストアの9月の既存店売上高は9.0%減。客数5.4%減、客単価3.8%減。全店ベースでも4.7%減と、8月の15.3%の好調さから一転、苦戦した。これは昨年10月の増税前の駆け込み需要の反動だろう。数字は中部薬品(株)、ひだ薬局、サンファーマシー3社の合計。それでも4月~9月の上半期は、既存店が客数1.5%増、客単価1.9%増で売上高は前年を3.4%上回った。全店ベースではコロナ渦中の4月が19.2%増、5月が11.2%増、さらに第2波ともいえる感染者拡大となった8月には12.7%増となり、4月~9月累計では9.0%増と高い伸びとなった。

ホームセンター(HC)既存店の9月は客数が5.5%減、客単価は9.9%減となり、前年同月比14.9%減と大きく落ち込んだ。こちらは昨年の増税前の駆け込み需要の反動が大きく表れた。全店売上高も13.4%減だった。ホームセンター事業(株)の数値はダイユーエイト、(株)ホームセンターバロー、(株)タイムの3社の数値で、2月期のため、9月は下半期のスタートになる。

9月末のバローグループの店舗数は1203店。内訳はスーパーマーケットが 294店(うちバロー236店)、ドラッグストア432店、ホームセンター149店、スポーツクラブ195店、ペットショップ109店、その他24店。

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