PPIHnews|9月国内リテール既存店14.9%減/ドンキ23.4%減

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の国内リテール主要5社の520店の9月度の既存店売上高は前年同月比85.1%となり、14.9%の減収だった。5社は(株)ドン・キホーテ、ユニー(株)、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)ダイシン百貨店。

またこれら企業の全578店の9月の売上高は88.0%。

昨年は郊外店を中心に消費増税前の駆け込み需要が生じ113.0%と伸びた。その反動があった。また免税売上高蒸発の影響も大きく受けた。また、前年より休日が1日少ないことが1.3ポイントの押し下げ要因となった。

(株)ドン・キホーテの既存店売上高は、客数が82.0%、客単価が82.0%で76.6%と23.4ポイントも大きく前年を下回った。

一方で、コロナ禍で苦戦が続いていた駅前立地店舗に客足が戻りつつある。またマスクなどの衛生用品が引き続き売上げを牽引した。シルバーウィークには、アウトドア用品や花火などのレジャー関連商品が伸長した。

ユニー(株)の既存店売上高は98.4%。客数は96.4%、客単価は102.1%。食料品などの日常消耗品が伸長した。月末の数日間は、10月1日からの値上げに伴う新ジャンルの酒類やタバコの駆け込み需要があり、売上増に貢献した。

10月の新規出店は10月30日に「ドン・キホーテ松山大街道店(愛媛県松山市)」を予定している。

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