コンビニnews|7月既存店ファミマ6.5%増・セブン2.7%増・ローソン2.2%増
コンビニ3社の7月の成績が出揃った。既存店売上高はセブン-イレブンが102.7%、ローソンが105.0%、ファミリーマートが106.5%。
セブン-イレブンは既存店売上高が102.7%。客数は100.5%、客単価102.2%だった。客単価は、新型コロナの影響でワンストップショッピングの傾向が継続しており、前年を上回った。全店売上高は104.4%。
7月は、昨年よりも全国的に早い梅雨明けとなったことに加え、気温上昇や日照時間の増加により、ソフトドリンクやアイスクリーム、冷たい麺類などの販売が伸長した。デリカテッセンは、巣ごもり需要として酒類とともに、おつまみとして食べられる「カップデリ」の販売が伸長した。
ローソンの国内ローソン事業(ローソンおよびナチュラルローソン)の7月度の既存店は、客数102.2%、客単価102.8%、売上高が105.0%。全店売上高は108.0%。7月末時点のローソングループ国内総店舗数1万4634店。そのうち、ナチュラルローソンは139店、ローソンストア100は673店。
生鮮品や冷凍食品・日配食品などは、日常使いの商品の需要が依然高かった。米飯は、チルド商品の「これが弁当シリーズ」やリニューアルしたおにぎりの定番商品などが好調だった。
カウンターファストフードは、リニューアルした「炭火焼鳥」が人気となったほか、「からあげクン」「鶏から」などの定番商品も堅調に推移した。店内調理サービス「まちかど厨房」は、地域ごとのニーズに合わせたご当地丼弁当などが好評を博した。導入店舗数は約7000店に上った。また、自宅でのオリンピック観戦などによる需要の高まりを背景に、酒類は好調に推移した。
ファミリーマートは既存店売上高が106.5%。客数104.0%、客単価102.5%。全店売上高は107.0%。総店舗数は1万6645店。
7月20日から実施した全23種類のカレー味の商品を発売したキャンペーン「ファミマ夏のカレー祭り」など、引き続き40周年企画「40のいいこと!?」に関する各種施策や商品が好調に推移した。また、例年より早い梅雨明けの影響もあり、フラッペや冷し麺、飲料などが好調に推移したほか、日常使いの日配・生鮮品や冷凍食品も継続して好調を維持している。さらに、東京オリンピック開幕による自宅観戦需要の効果もあり、ワンハンドで食べられる惣菜や応援グッズが好調に推移した。