PPIHnews|7月既存店2.4%増/ドンキ3.1%増・ユニー 0.1%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の7月国内リテール事業の売上高が発表された。

7月度の既存店売上高は、前年同月比102.4%。客数は102.9%、客単価99.4%だった。既存店の対象店舗数は545店舗。全585店舗の売上高は103.8%。国内リテール事業は(株)ドン・キホーテ、ユニー(株)、(株)長崎屋、UDリテール(株)の4社を対象にしている。(株)ダイシン百貨店は2021年7月1日、ドン・キホーテに統合した。

国内リテール4社は、梅雨明け直後の気温上昇に照準を合わせた熱中症対策商品や、夏の感染予防対策の扇風機や涼感商品といった季節商品が好調だった。とくに、ディスカウント事業の店舗は、ロケーション(駅前、郊外)やエリアを問わず、前年を上回った。また、前年より休日(土曜)が1日多かったことで客数も伸長した。

ドン・キホーテ、長崎屋、UDリテールの「ディスカウント事業」の既存店売上高は、前年同月比103.4%。客数は103.5%、客単価99.9%。既存店の対象店舗数は410店舗。前年より梅雨明けが早く、天気・気温に恵まれた事で、季節家電やアウトドア、花火、マリン用品などが伸長した。食品では、ドリンク、酒類、アイス・氷が好調だった。主力のドン・キホーテの既存店は客数が103.1%、客単価96.3%となり、売上高は94.8%。全店ベースの売上げは103.7%。関東・都市部で客数と売上げが改善している。

ユニーを含む「GMS事業」の既存店売上高は、前年同月比100.1%。客数は101.9%、客単価98.2%。既存店の対象店舗数は135店舗。前年は外食の代替需要や衛生用品の需要が高かったものの、その前年を上回っている。衣料品をはじめ、寝具・インテリア、玩具など多くの主力商品が幅広く伸長した。ユニーの既存店売上高は100.1%。客数は101.9%、客単価が98.2%。全店ベースの売上高は95.3%。

8月度の新規出店は8月31日(火)にMEGAドン・キホーテ松永店(広島県福山市)と、UDリテールでの1店舗の計2店舗を予定している。

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