コンビニnews|8月既存店ファミマ0.7%減・セブン3.1%減・ローソン2.4%減

コンビニ3社の8月の成績が出揃った。既存店売上高はセブン-イレブンが96.9%、ローソンが97.6%、ファミリーマートが99.3%。8月は、西日本を中心とした記録的な大雨や、全国的に日照時間が少なく気温も低く推移した。また、下旬にかけて新型コロナウイルス感染者数が増加し、緊急事態宣言の対象地域が拡大し、行動自粛の動きも高まった。

セブン-イレブンは既存店売上高が96.9%。客数は92.7%、客単価104.5%だった。客単価は、新型コロナの影響でワンストップショッピングの傾向が継続しており、前年を上回った。全店売上高は97.7%。

スイーツでは、定番商品や新商品の「台湾カステラ」、販売エリアを拡大した「マリトッツォ」が好調だった。また、気温が低く推移したことから、温めて食べる麺類「中華蕎麦とみ田監修三代目豚ラーメン」や「すみれ監修にんにく唐玉味噌ラーメン」等が伸長した。さらに、一部エリアで先行販売した新商品「お店で揚げるカレーパン」が好調だった。

ローソンの国内ローソン事業(ローソンおよびナチュラルローソン)の8月度の既存店は、客数93.4%、客単価104.5%、売上高が97.6%。全店売上高は100.1%。8月末時点のローソングループ国内総店舗数1万4651店。そのうち、ナチュラルローソンは137店、ローソンストア100は671店。

品揃え強化をしている5つのカテゴリー、生鮮品・冷凍食品・日配食品・常温和洋菓子・酒類は、日常使いの需要が依然高いことなどにより、引き続き売上げが伸長した。カウンターファストフードは、「からあげクン」「鶏から」などの定番商品、店内調理サービス「まちかど厨房」は、地域ごとのニーズに合わせたご当地丼弁当などが好調だった。玩具・書籍は、人気アイドルグループ「櫻坂46」・「日向坂46」の関連商品が売上げに寄与した。

ファミリーマートは既存店売上高が99.3%。客数94.7%、客単価104.8%。全店売上高は99.5%。総店舗数は1万6642店。

大雨の影響で気温が低下した際の中華まんや温かい麺の迅速な品ぞろえ強化に加え、月末の気温回復時におけるプラッペ100円引きセールの実施など、気温変化への素早い対応を行うことによって、日商の押し上げに貢献した。また、40周年企画での「SPAM®むすび」や「ロイヤルミルクティーフラッペ」などのヒット商品が数々生まれた。さらに、テレビの人気番組での紹介も重なり、デザートの売上げがこれまで以上に順調に推移した。

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