PPIHnews|9月主要4企業既存店0.1%増/シルバーウィークで売上げ改善

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の9月国内リテール事業4社547店舗の既存店売上高は前月から4.4pt改善し、前年比100.1%で着地した。客数が99.5%、客単価が100.6%。全587店の売上高は101.7%。4社は(株)ドン・キホーテ、ユニー(株)、(株)長崎屋、UDリテール(株)。

9月上旬は、8月に引き続き、天候不順や低気温の影響による夏の季節商品の販売が不振だった。また新型コロナの感染拡大による人流抑制が影響した。中旬以降は、新規感染者数が全国的に大きく減少したことで、売上げが改善した。とくにシルバーウイークは、すべてのエリア、駅前・郊外、時間売上げが改善した。

ディスカウント事業は、食品構成比が高い郊外のMEGAドン・キホーテが牽引して売上げが前年を上回った。アウトドア用品や花火、レジャー用品、自転車など多くの商品部門で売上げが伸長した。下旬は、21時以降の夜間帯の客数が少しずつ回復して、売上げは改善した。

GMS事業は、台風14号の上陸や長雨、緊急事態宣言の延長などから、加工食品、生鮮食品の売上げが拡大した。また生鮮食品(青果、精肉、鮮魚)は、相場高が売上げ押し上げ要因となり、前年の高い実績をさらに上回った。一方、衣料品と住居関連は、前年の高いハードルに加え、低気温の影響で夏物商品の処分が進まず、GMSの前年割れに影響している。とくに衣料品は、インナーウェア、靴・服飾、アウターなどが苦戦した。

10月度はUDリテールで 1店舗の出店を予定している。

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