イオンnews|10月既存店イオンリテール100.3%、ウエルシア102.7%

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)が主要9社の10月成績を発表。10月は、9月末に緊急事態宣言が全面解除されことや気温の低下に対応し、需要回復が見込まれる旅行・外出関連商品、季節性商品の販売を強化した。

総合小売事業のイオンリテール(株)の既存店売上高は100.3%、全店では96.3%。トップバリュの拡販に取り組み、価格凍結した主要単品の売上高は前期比で約3割伸長し、既存店の食品売上高は前年、前々年実績をともに上回った。また、コロナ下で大きな影響を受けていたサイクル、ビューティ部門が前年を上回り、トラベル部門も9月度対比で約15ポイント改善するなど、外出関連が伸長した。また、ネットスーパーでは、午前便の拡充や配送枠数の拡大を進め、独自商品の予約販売の強化を継続したことから、2020年比約2割、2019年比約6割の伸長となった。

イオン北海道(株)は既存店102.5%、全店では102.4%。イオン九州(株)は既存店が99.1%、全店では99.5%。

スーパーマーケット事業では、トップバリュの拡販やアプリクーポンを活用した販促、地場商品の展開強化により、既存店売上高は継続して前々年実績を上回った。

マックスバリュ東海(株)の既存店は100.5%、全店では101.5%。マックスバリュ西日本(株)の既存店は98.3%、全店では統合効果から204.2%。

ヘルス&ウエルネス事業の(株)ウエルシアホールディングスの既存店は102.7%、全店では106.2%。医療、予防・未病、地域密着、専門性を軸とする施策やサービス拡充を図ったクリニックモール併設の「ウエルシア イオンタウン幕張西店」を10月21日にオープンした。また受診平常化や調剤併設店舗の拡大による処方箋受付枚数の増加により、調剤売上げが前年比で106.3%と伸長した。

コンビニのミニストップ(株)の既存店は100.7%、全店では99.8%。

アパレル専門店の(株)コックスの既存店は97.8%、全店では79.8%。また靴専門店(株)ジーフットは既存店97.7%、全店では96.6%。

イオンは、(株)キャンドゥの普通株式を公開買付けにて取得することを10月14日に決定、公表した。キャンドゥが持つ商品開発力、マーケティングや情報発信力、イオンが持つ多様な決済機能、デジタルを活用した店舗作り、物流システムなど、両社が保有する事業・経営ノウハウを共有することにより、グループシナジーを創出できるものと考えている。

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