イオンnews|10月既存店イオンリテール1.8%増・フジ2.5%増
イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)が主要企業11社の10月業績を発表した。
10月は、修学旅行や全国旅行支援によって回復する外出・お出かけ需要を取込むためトラベル用品やカジュアル衣料の品揃えを拡充した。例年よりも早い気温の低下に伴ってコートなど秋冬物の売り場展開を強化した。また、多様化するギフト需要に対応するために、希少な特産松阪牛や天然トラフグなど、ワンランク上の“おいしさ”と人気の“ごちそう”ギフトなど、最大約2600品目を取り揃えたイオン冬ギフトの受注を開始した。
総合小売事業のイオンリテール(株)では、軽量なウールライク素材を使用した「purelast Air WOOLISH(ピュアラストエアウーリッシュ)」など外出需要に対応したレディスコートを前年比1.6倍の品揃えで展開した。結果、レディスをはじめ、メンズのカジュアル衣料やトラベル用品などの販売が好調に推移した。衣料の既存店売上高は、前年から約1割伸長している。
食品は、ハロウィンのパーティ需要を取込むために関連する商品の展開を強化したデリカ、デイリー、農産、グロサリー、畜産部門の販売が好調で、前年の既存店売上高を上回った。また、化粧品、ビューティ用品、調剤、ペット用品が引き続き好調に推移したヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、8カ月連続で前年を上回りました。
既存店売上高はイオンリテールが101.8%、イオン北海道(株)が103.0%、イオン九州が105.3%、(株)フジ・リテイリングが102.5%。
スーパーマーケット事業の主要企業10社計では、曜日市の価格訴求、デリカの夕方の品揃え、冷凍食品売場の拡大、価格を据え置くトップバリュの拡販などの取り組みを強化した結果、客数が伸長したことで既存店売上高は前年の実績を上回った。
既存店売上高はマックスバリュ東海(株)が100.5%、マックスバリュ西日本(株)が100.5%。
ミニストップ(株)は102.8%。
ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングス(株)では、既存店の調剤売上高が前年比106.3%と引き続き堅調に推移した。風邪薬や総合感冒薬、カイロ等が好調な販売となり物販売上高も前年比104.2%と伸長し、結果既存店売上高は前年比104.6%。
サービス・専門店事業の(株)コックスは、気温の低下に伴い新規投入商品を中心とした秋冬物が好調に推移した。とくにレディスの雑誌掲載タイアップ商品が売上げを牽引し、既存店売上高は前年比118.3%と大きく伸長した。
既存店売上高はジーフット(株)が106.8%、(株)キャンドウは103.9%。
なお(株)イオンファンタジーは、10月1日にオープンした「TOYS SPOT FANTAZIA Starilng Mall」(マレーシア)など3 店舗を新たに加え、海外を含め1000 店舗を達成している。