イオンnews|4月既存店イオンリテール3.8%増・フジ5.8%増

イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要企業の4月業績を発表した。

4月は、春休みの行楽用品や新生活準備品、大型連休に向けたトラベル用品など季節行事に関連した商品の展開を強化した。また、トップバリュでは、具材の量を増やし、美味しさにこだわったベストプライス冷凍パスタをリニューアルするなど、価格優位性のある商品の拡充に取り組んだ。

総合小売事業のイオンリテールは、既存店売上高が103.8%と10カ月連続で前年を上回った。全店売上高は106.1%。気温の上昇に伴い速乾性や接触冷感などの機能を有する「トップバリュ PEACE FIT COOL」などの夏物衣料の展開や、アウトドア用品や節電対策商品の品揃えを拡充した。

部門別では、花見や春休みに家族で楽しむごちそうメニューを強化したデリカ・畜産・水産のほか、グロッサリーや日配品の販売が好調に推移し、食品売上高は既存店前年を8カ月連続で上回った。

更に、外出機会の増加により化粧品や、ペット商品の販売が好調であったヘルス&ビューティケアの既存店売上高は、14カ月連続で前年実績を上回った。

昨年9月にイオン九州とウエルシアホールディングスの合弁会社として発足したイオンウエルシア九州は、福岡県大野城市に、調剤併設型ドラッグストアと生鮮食品・弁当・惣菜まで揃えたスーパーマーケットが融合した新しいスタイルの店舗として、第1号店となる「ウエルシアプラス大野城若草店」をオープンした。

その他の総合スーパー事業ではイオン北海道の既存店売上高が104.1%、全店売上高は104.3%。イオン九州の既存店売上高は108.0%、全店売上高は108.3%となった。

スーパーマーケット事業では、地場の生鮮食材を使用した「ハレ型」のごちそうメニューを充実させたほか、節約志向に対応した小容量商品の拡充やトップバリュの拡販、曜日市を強化した結果、主要企業10社計の既存店売上高が前年を上回った。

個別企業ではマックスバリュ東海が既存店売上高104.8%、全店売上高105.5%。

フジ・リテイリングは既存店売上高105.8%。全店売上高は108.3%。

マックスバリュ西日本は既存店売上高102.5%、全店売上高102.6%。

ミニストップは既存店売上高101.9%、全店売上高98.1%。

ディベロッパー事業のイオンモールは、神奈川県平塚市に、地域創生型商業施設として「地域との出会い」「エンターテインメント」「アウトレット」の3つの機能をもたせた「THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA(ジ アウトレット湘南平塚)」をオープンした。

サービス・専門店事業のコックスは、レディスの撥水マウンテンパーカー、ユルトレンチ、メンズのストレッチブルゾンなど軽量のアウターやTシャツが好調だった。また、雑誌タイアップ商品や春物商品のセール販売も順調に推移し、既存店売上高は前年比103.6%となった。

靴専門店のジーフットは既存店売上高106.2%、全店売上高101.2%。

キャンドゥは既存店売上高105.2%、全店売上高は106.0%。

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