コンビニnews|3月既存店セブン4.4%増、ファミマ5.3%増、ローソン6.0%増

コンビニ大手3社の4月度の国内売上状況が発表された。既存店の前年同月比売上高はセブン-イレブンが104.4%、ファミリーマートが105.3%、ローソンが106.0%で、3社とも好調だった。


セブン‐イレブン・ジャパンの既存店客数は101.7%、客単価102.7%。チェーン全店売上高は105.4%。店舗数は2万1243店を展開する。

4月は、前年と比較して雨が少なかったことや、感染防止に伴う各種制限が緩和され、入学式や入社式などのイベントなどが実施されたことにより、人の動きが活発になった。また4月前半の「冷凍食品フェア」や後半の「ニッポン!うまいものフェア」、セブン‐イレブンアプリを通じたクーポン販促も奏功した結果、既存店売上高および客数、客単価は昨年を上回った。


ファミリーマートの既存店売上高は20カ月連続の前年超となった。既存店客数は102.5%、客単価は102.8%。全店売上高は105.1%。エリアフランチャイジーを含む国内総店舗数は1万6526店。

中食は、おむすびやサンドイッチ、パンなどワンハンド系の商品を中心に好調に推移した。人気の文具や書籍とのコラボ商品を発売した菓子や、PB衣料「コンビニエンスウェア」が伸長する日用品などが、前年を大きく上回っている。

またファミリーマートでは、新型コロナの5類への移行を受けて、店舗スタッフのマスク着用は個人の自由とした。


ローソンおよびナチュラルローソンの既存店客数は103.7%、客単価は102.2%。全店売上高は105.6%。国内総店舗数は1万4603店。そのうちナチュラルローソンは131店、ローソンストア100は659店を展開する。

4月は、リニューアルでふっくらした食感になった「金しゃりおにぎり」や、店内調理サービス「まちかど厨房」の新商品「ご当地丼」などの販売が好調だった。また導入店舗を拡大している「無印良品」の焼菓子や化粧品などの販売がよく動いた。

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