イオンnews|5月既存店イオンリテール2.4%増・ウエルシア4.3%増

イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要企業の5月業績を発表した。

5月は、4年ぶりにコロナ前のにぎわいが戻りつつあるゴールデンウィークを迎えた。国内外の旅行や帰省増加への対応やインバウンド需要を取り込むため、家族で楽しめる大型のイベントや、「イオンカード ポイント10倍」企画などの販促を強化した。また、トラベル用品、手土産ギフトやこだわりの食材を使用したごちそうメニューの品揃えを拡充した。

総合小売事業のイオンリテールは、既存店売上高が102.4%と11カ月連続で前年を上回った。全店売上高は104.6%。なかでも、帰省需要に対応した手土産ギフトの品揃えを強化したグロサリーや「おうち寿司企画」を実施したデリカのほか、日配、水産、畜産が好調で、食品の既存店売上高は、前年を9カ月連続で上回った。

また、外出機会の増加に伴い、カジュアル衣料やトラベルグッズが好調だった衣料の既存店売上げが、前年実績を6カ月連続で上回った。ヘルス&ビューティケアでは、化粧品やファーマシーの売上げが伸長し、既存店売上げが前年実績を15カ月連続で上回った。

その他の総合スーパー事業ではイオン北海道の既存店売上高が103.8%、全店売上高は104.0%。イオン九州の既存店売上高は106.6%、全店売上高は107.0%となった。

スーパーマーケット事業では、ゴールデンウィークに「ハレ型」のごちそうメニューの品揃えを拡充させた。曜日市等の販促企画を強化し売上拡大に取り組んだ結果、主要企業10社計の既存店売上高は、3カ月連続で前年を上回った。また、「Uber Eats」を利用したフードデリバリーサービスを、マックスバリュ西日本が、兵庫県内の店舗で開始したほか、マックスバリュ東海では、新たに岐阜県の店舗で開始し、愛知県、静岡県の合計36店舗での展開となった。

個別企業ではマックスバリュ東海が既存店売上高104.2%、全店売上高105.1%。

フジ・リテイリングは既存店売上高102.8%。全店売上高は105.2%。

マックスバリュ西日本は既存店売上高102.5%、全店売上高102.7%。

ミニストップは既存店売上高99.8%、全店売上高96.5%。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングスは、既存店の売上げが104.3%、全店売上高111.4%。外出が増えたことでメイク関連などの化粧品が好調だった。また、気温の上昇により日焼け対策やボディケア商品のシーズン品も好調だった。

サービス・専門店事業のコックスは、既存店の売上げが106.3%、、全店売上高103.3%。ゴールデンウィークの天候に恵まれ、気温の上昇にも対応した5分袖のTシャツやレディスのワイドパンツ、スカーチョなど初夏物・夏物や雑誌タイアップ商品の販促が奏功した。

靴専門店のジーフットは既存店売上高104.2%、全店売上高99.3%。

キャンドゥは既存店売上高104.5%、全店売上高は106.8%。

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