PPIHnews|6月国内リテールの既存店4.7%増/ディスカウント事業7.4%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が、6月度の月次売上高情報を発表した。

ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール、橘百貨店からなる国内リテール事業は、既存店で売上高が104.7%、客数が97.3%、客単価が107.6%となった。既存店対象店舗数は584店舗。また全617店の売上高は105.8%だった。

国内リテールは、引き続きディスカウント事業が牽引している。前年は月末の記録的な猛暑で夏の季節商品が伸長したが、今年も季節商品が好調に推移し、また外出需要の高まりも捉えたことが貢献している。

ディスカウント事業は、既存店で売上高が107.4%、客数が98.7%、客単価が108.9%。既存店対象店舗数は454店舗。また全486店の売上高は109.5%だった。

化粧品、洗顔料、モバイルファン、涼感小物が好調に推移した。夏イベント再開に向けて、甚平、浴衣といった季節服飾、水着、日焼け止め、インスタントカメラも伸びている。本格的な行楽需要やパーティー需要により、菓子、珍味などの商品カテゴリも好調だった。

GMS事業は、既存店売上高が98.0%、客数が94.2%、客単価が104.1%。既存店対象店舗数は130店舗。全131店の売上高は96.8%だった。

気温上昇に伴い夏の季節衣料や季節食品の売上げが中旬ごろまで伸びていたが、昨年下旬の気温上昇による季節商品好調により、売上げは前年割れとなった。ただし、コスメは外出需要を捉えて好調が続いており、メイク品を中心に制度化粧品も伸びている。また、電気代の値上がりに対する節電志向から、サーキュレーター、扇風機といった夏物家電が前年を上回った。

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