イオンnews|10月イオンリテール既存店2.3%増、主要SM10社も8カ月前年超

イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要連結会社の10月業績を発表した。

10月は、気温の低下に伴い、秋冬物の衣料品のラインナップや、鍋料理の食材・調味料の品揃えを拡充した。また、自宅で本格的な味を手軽に楽しみたいというニーズに応えるため、ハロウィン期間中には家族みんなで食べられる「パエリア」や「パーティー寿司セット」などのご馳走メニューを充実させた。同時に、インバウンド需要を捉えた商品やトラベル用品などの展開を強化した。

総合小売事業のイオンリテール(株)では、既存店売上高が102.3%と、16カ月連続で前年を上回った。全店ベースでは105.1%。食品の値上げが継続するなか、お買得な商品を取り揃えた「家計応援フェア」を実施した。トップバリュではプロの料理人シリーズの新商品を導入し、品揃えを充実させた。

食品では、グロサリー、日配、デリカ、農産、水産などが好調に推移し、既存店の食品売上高は前年実績を14カ月連続で上回った。また、ヘルス&ビューティケアでは、インバウンド需要への対応を強化した結果、化粧品や医薬品のファーマシー、ペット用品などが好調に推移し、既存店売上高が、20カ月連続で前年を上回った。

10月20日には新たなGMS衣料品売場の創造に向け、リニューアルオープンしたイオン浦和美園店では、年齢やシーンに応じて6つの専門店に分類した売場宿里を行った。またセルフ・タブレット型レジを導入するなど、売場環境とオペレーションを刷新した。

スーパーマーケット事業では、トップバリュの拡販、各地域のじもの商材の拡充、冷凍惣菜、ごちそうメニューの品揃えを拡充した。主要企業10社計の既存店売上高は、8カ月連続で前年を上回った。

マックスバリュ東海(株)の既存店売上高は103.3%、全店売上高は105.0。
(株)フジ・リテイリングの既存店売上高は104.4%、全店売上高は106.1%。
マックスバリュ西日本(株)は既存店売上高・全店売上高ともに103.3%。

ミニストップ(株)は既存店売上高102.5%、全店売上高99.8%。

サービス・専門店事業のキャンドゥでは、10月19日に100円ショップ未開拓エリアであった東京丸ノ内・大手町エリアに、ライフスタイル提案型の「キャンドゥ丸ノ内オアゾ店」をオープンした。オフィスでのニーズに応えるために、100円商品を中心に、コストパフォーマンスに優れた商品をラインナップして、発信力のある店舗を目指す。

アパレル専門店の(株)コックスの既存店売上高は100.5%、全店売上高は96.7%。
靴専門店の(株)ジーフットは既存店売上高110.5%、全店売上高は103.3%。
(株)キャンドウが既存店売上高が105.2%、全店売上高が108.8%

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