PPIHnews|10月国内リテール既存店6.9%増、ディスカウント事業10%増
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が、国内リテール事業の10月売上高を発表した。(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)の数値だ。
国内リテール事業の既存店588店の売上高は106.9%と前年を超えた。ディスカウント事業の前年同月比(以下同)110.0%が牽引している。客数は99.5%、客単価は107.5%。ただし休日1日減を除くと国内リテール事業全体の客数は前年を超えて好調さを継続している。休日1日減少の売上げへのマイナス影響は、▲1.4%になる。
全617店の売上高は107.7%だ。
ディスカウント事業の既存店数は459店。その既存店客数は100.6%、客単価は109.3%。全商品カテゴリーで前年超えを維持している。食品は、アイスやドリンク、冷食の好調さに加え、焼き芋など秋の味覚商品が伸長した。また10月は、人気ゲームソフトの発売が、家電製品の売上げに寄与した。美容健康商品ではプロテイン、サプリメントが伸長している。ディスカウント事業における休日1日減少のマイナス影響は、▲1.5%。全486店の売上高は111.6%。
GMS事業の既存店数は129店。既存店売上高は99.0%も、休日1日減を除くと前年を超えている。客数は96.7%、客単価は102.4%。食品は相場高の青果が伸長した。外出需要を捉え化粧品の売上げは伸長している。一方、冬の季節商品が伸び悩んだ。冬物衣料や寝具、加湿器の動きが低調なスタートだった。休日1日減少のマイナス影響は、▲1.3%。全131店の売上高は97.7%。