コンビニnews|12月既存店大手3社前年クリア/7-11とローソン客単価減
コンビニ大手3社が12月度の営業実績を発表した。既存店売上高はセブン-イレブンが前年同月比100.6%、ファミリーマートが104.7%、ローソンが103.9%で、今月も3社とも前年クリアした。
セブン‐イレブン・ジャパンの既存店売上高は100.6%、客数は101.2%、客単価99.4%。チェーン全店(2万1320店、前月比75店舗増)の売上高は101.1%。
全国的に雨が少なく、例年に比べて気温が高かったこともあり、人の動きが活発だった。クリスマス期間にはセブン‐イレブン限定販売の酒が伸長した。既存店の平均日販は2000年以降で過去最高となり、客数も昨年を上回った。
ファミリーマートの既存店売上高は104.7%、客数は103.7%、客単価は100.9%。エリアフランチャイジーを含む国内全店(1万6370店 前月比40店舗減)の売上高は111.4%と大幅に伸びている。日商は28カ月連続、客数は22カ月連続で前年超えを達成した。
11月はイベント開催や帰省ラッシュ、インバウンド需要に加え、暖冬となった地域での客数増が寄与した。また11月30日に実施したコンビニエンスストア初の試みである大型イベント「FamilyMart FEST.(ファミフェス)」の効果でコンビニエンスウェアの販売が伸長し、ブルーグリーンプロジェクトとして植物性由来の原材料を使用した対象商品も順調な売れ行きに繋がった。
ローソンおよびナチュラルローソンの既存店売上高は103.9%、客数は104.6%、客単価は99.3%。国内全店(1万4635店 前年同月比9店舗増)の売上高は102.0%だった。
12月は、レシートクーポン施策などが奏功し、おにぎりやチルド弁当の販売が好調だった。カウンターファストフードは、からあげクンやマチカフェに加え、「黄金チキン 骨つき」などの販売が好調だった。また販促として、「1個買うと、1個もらえる」などの施策を実施した。