イオンnews|3月既存店イオンリテール5.3%増/「福井・北陸フェア」好調

イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要連結会社の3月業績を発表した。

3月は、能登半島地震の被災地の復興支援として開催した「福井・北陸フェア」や、県産品の認知度向上のために旬の食料品・加工品などを集めた「ご当地フェア」、卒業・入学式用ウェア、新生活準備用品の強化などに取り組んだ。

また50周年を迎えたトップバリュでは、温めてすぐ食べられる「元気をチャージ 粥」シリーズや新感覚のおやつ「トキメクおやつ部」シリーズなど、今までにない新しい価値を提供する新商品を発売した。さらに「サラダ油」や「マヨネーズ」など28品目の値下げを実施。トップバリュの値下げは、配送形態の見直しやグループのスケールメリットを活用して実現させている。これまで第1弾の31品目、第2弾の29品目と合わせて88品目を値下げした。

イオンリテール(株)は既存店・全店ともに売上高105.3%だった。イオン北海道(株)は既存店売上高104.7%、全店売上高106.0%。
イオン九州(株)は既存店売上高102.8%、全店売上高102.9%。

総合小売事業のイオンリテールでは「福井・北陸フェア」を、過去最大規模の約270店舗で実施した。春の大型セール「超!春トク祭り」では予約販売会や花見・行楽需要に対応したレジャー用品、新生活関連の商品等が好調に推移した。既存店ベースでは21カ月連続で売上高前年クリアしている。

食品では、グロサリー、デイリー、水産、農産、畜産の売上げが好調で、19カ月連続既存店増。外出需要を捉えたヘルス&ビューティケアも25カ月連続既存店増、住居余暇も伸長した。

スーパーマーケット事業の主要10社では、各社で記念セール等に取組み、既存店売上高が13カ月連続で前年実績を上回った。マックスバリュ西日本とフジ・リテイリングが経営統合して生まれた「フジ」が記念セールとして実施した「誕生祭」や、マックスバリュ東海の株式上場20周年記念の「大感謝祭」などの、統合や周年を記念した企画が好調だった。

マックスバリュ東海(株)が既存店売上高104.1%、全店売上高105.8%。
(株)フジは既存店売上高103.6%、全店売上高103.4%だった。

またサービス・専門店事業は明暗が分かれた。

(株)ミニストップは既存店売上高98.0%、全店売上高97.7%。
(株)コックスが既存店売上高96.6%、全店売上高98.1%
(株)ジーフットが既存店売上高107.4%、全店売上高98.0%。
(株)キャンドゥは既存店売上高106.5%、全店売上高105.6%。

キャンドゥは行楽需要を取り込み、ネイル関連商品やモバイル関連商品が好調に推移した。また強化ターゲットに対応した推し活グッズを拡充した。

 

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