ドラッグストアnews|6月既存店売上高10社が伸び/アオキと薬王堂が9.1%増

主要ドラッグストア11社の6月の月次売上高が発表された。既存店売上高ではクスリのアオキホールディングス、薬王堂ホールディングスがともに9.1%など高い伸びとなった。これらの2社を含めて10社が前年伸びとなった。

全店売上高ではアインホールディングス(コスメ&ドラッグ)の24.2%を筆頭にクスリのアオキホールディングス13.1%、スギホールディングス14.1%、クリエイトSDホールディングス12.6%、薬王堂ホールディングス10.3%といった2ケタ増の5社を含めて全11社が前年比を超えた。

ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、桐澤英明社長)の月次売上高は既存店前年比2.4%増で、うち物販が2.0%増、調剤が3.7%増だった。客数は1.7%増、客単価が0.7%増。全店では売上高4.4%増。

傘下企業10社ではウエルシア薬局をはじめ9社がプラス、ププレひまわり1社がマイナスとなった。ウエルシア薬局2.7%増、シミズ薬品3.1%増、丸大サクラヰ薬局1.1%増、MASAYA10.2%増、よどや6.0%増、クスリのマルエ0.5%増、コクミン2.4%増、フレンチ17.0%増、ふく薬品7.7%増、ププレひまわり6.7%減。

(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、鶴羽順社長)の6月度(5月16日~6月15日)の既存店売上高は4.6%増、全店売上高は7.6%増。客数1.5%増、客単価3.1%増。6店出店、22店閉店により店舗数は2637店。

(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)の既存店売上高は2.3%増、客数が0.1%減、客単価2.4%増。FC売上高が8.1%増。全店では、4.6%増だった。調剤店も含む6月末のグループ店舗数は前月比9店舗増の3484店となった。

(株)コスモス薬品(福岡県福岡市、横山英昭社長)の既存店売上高は1.7%増、全店8.9%増だった。6月は11店の新規出店があり、店舗数は1501店となった。

(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の6月のグループ合計売上高は既存店が4.4%増、全店では9.4%増となった。事業別にみると、ドラッグストア事業の既存店は4.7%増、全店では8.3%増。ディスカウントストア事業は2.6%増、全店では10.8%増だった。5月は5店出店、1店閉店し、総店舗数は1479店。

スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)のグループ合計は既存店売上高6.9%増、客数2.0%増、客単価4.9%増。全店で13.4%増だった。またスギ薬局単体では、既存店売上高が7.1%増、客数2.2%増、客単価4.8%増。全店では14.1%増だった。6月は、新規出店として16店舗を開設、1店舗を閉店した結果、グループ総拠点数は1760店舗となった。

(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)の既存店売上高は7.8%増、全店では12.6%増だった。6月は1店舗出店した。

(株)クスリのアオキホールディングス(石川県白山市、青木宏憲社長)の6月度(5月21日~6月20日)の既存店売上高は9.1%増、客数は7.1%増、客単価は1.9%増。全店では13.1%の2ケタ増だった。1店出店、退店なし、5月20日時点で954店舗となった。調剤併設店舗は594店舗。

(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の月次の全店売上高は事業別に発表されている。調剤薬局の売上高が2.4%増、処方箋枚数が2.0%減、処方箋単価が4.5%増。またコスメ&ドラッグの売上高は24.2%増、客数が16.7%増、客単価が6.4%増だった。

(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)の6月の既存店売上高は0.7%増、全店は1.1%増だった。店舗数はカワチ薬品が339店、横浜ファーマシーが37店。月間の出退店はなく、グループ合計376店舗。そのうち調剤併設店舗は153店舗。

(株)薬王堂ホールディングス(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)の既存店売上高は9.1%増、客数は5.8%増、客単価は3.1%増。全店は10.3%増だった。6月は1店の新規出店、退店はなく店舗数は389店舗。

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