ホームセンターnews|7月既存店売上高はコメリ・ジョイホン増収、6社前年割れ

主要ホームセンター8社が7月月次概況を発表した。

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は4.1%減、客数8.3%減、客単価4.6%増だった。全店ベースでは、ケーヨーが2023年度12月から加わったことで売上高18.6%増と大幅に伸長した。ケーヨーについては既存店数値には含めていない。

7月は1店舗出店、退店なし。

コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は0.3%減、客数4.0%減、客単価3.9%増。子会社「HIひろせ」を含めた全店では2.6%増だった。
7月は気温が高かった影響もあり、扇風機やエアコン、冷感ウエアなど夏物商品が好調だった。また、PRO商材やリフォームなども引き続き、好調に推移している。一方で、梅雨明けが遅れ、園芸用品や園芸植物が苦戦し、インテリア、収納用品、ダイニング用品などは不調が続いている。曜日回りによる影響は昨年より休日が2日少なかったことも影響した。7月中は3店舗を出店した。

(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は2.9%増、客数7.3%減、客単価4.8%増。全店売上高は1.7%減。7月は3店舗開店し、3店舗閉店。店舗数は1221店となった。

梅雨入りが遅れた地域を中心に散水、除草剤などの園芸・農業用品や冷房用品、レジャー用品などの夏物商材が苦戦した。大袋肥料、草刈機などの農家向け資材やセメント、断熱材など建設事業者向けの商品は堅調に推移した。

アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は3.7%減、客数6.8%減、客単価3.3%増。全店売上高は4.8%減だった。

小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICO PET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は6.2%減、客数2.0%増、客単価8.1%減。全店ベースでは売上高6.0%減だった。
7月は先月に引き続き気温が高い日が多く、夏物衣料、エアコン関連商品、冷房用品など夏物関連商品が好調に推移した。その他、洗濯洗剤や紙製品などの日用品も大きく伸長した。一方で、キャンプ用品やバーべキュー関連商品などのアウトドア用品や園芸用品、家庭用品が低調だったこともあり、前年を下回った。

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は2.9%減、客数5.2%減、客単価2.5%増。一方、全店ベースでは売上高0.3%減、客数2.6%減、客単価2.5%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。

(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の7月度(6月21日~7月20日)の既存店売上高は1.0%増、客数2.6%減、客単価3.6%増。全店売上高は1.3%増だった。
7月度は前年に比べて、資材・プロ用品、リフォーム、ペット・レジャーの売上げが堅調だった一方で、ガーデン・ファームの売上げが低調だった。

 


(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は5.2%減、客数8.1%減、客単価3.1%増。全店ベースでは売上高6.5%減。

ブックセンターを含む全店舗の売上高は6.8%減だった。

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