コンビニnews|7月既存店ローソン3%増、ファミマ1.6%増、セブン0.6%減

コンビニ大手3社の7月業績が発表されている。既存店売上高の前年比は、セブン-イレブンが99.4%、ファミリーマートが101.6%、ローソンが103.0%だ。

セブン-イレブンの7月度は気温が高い日が多かったものの、昨年を上回る降雨量を記録したエリアも多く、人の動きに影響が出たことによって、既存店売上げが99.4%、客数99.6%と2カ月連続のマイナス。また、原材料価格高騰に伴う値上げが一巡した影響などもあり、客単価99.8%と3カ月連続で前年を下回る結果となった。全店売上げでは100.2%だった。

商品動向のポイントとして、おにぎり、ソフトドリンク、ポケット菓子が伸長した。おにぎりは7月16日発売のお手頃な価格(うれしい値)の「手巻おにぎり」2品128円(税抜)が販売好調だった。ソフトドリンクでは、ゴンチャ初のペットボトル飲料「ゴンチャ 黒糖烏龍ミルクティー」など新商品2種類が好調だったことや、「冷凍ペットボトル」各種の売上げも伸びた。ポケット菓子は熱中症対策として塩分補給関連のキャンディやタブレットの販売が伸長した。

ファミリーマートの既存店は売上高(日商)が101.6%で35カ月連続の前年クリアとなった。客数は100.0%、客単価101.6%と好調。またカード・チケットの影響を除いた既存店日商では、101.2%とプラスだ。

中食では、おむすびやパン、フライヤーが継続して好調なことに加えて、売上の一部を震災支援金として寄付した「北陸旨いモン巡り」フェアや、「ハワイのおいしさ大集合」フェアでの弁当等の商品が好調で売上を牽引した。中食以外では、オリジナル商品のファミマルを中心とした菓子や、音楽フェスとコラボしたPB衣料「コンビニエンスウェア」等の日用品が好調で前年を上回る実績となった。

また昨年に続き、今年も「ファミマサマータイム」を7月16日~9月15日の2カ月間実施している。また5月16日から、労働生産性向上を目的として勤務時間を15分短縮し、更なる働き方改革を推進している。

国内ローソン事業(ローソンおよびナチュラルローソン)の既存店は売上高(チケット・ギフトカード等除く)が103.0%、客数102.1%、客単価100.9%と好調に推移した。7月末日現在のローソングループ国内総店舗数1万4628店。うち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は646店。

商品動向として、米飯は、「ハピとく祭」の施策が奏功し、おにぎりの販売が好調だった。老舗中華店とコラボした弁当の販売が好調だった。デリカは「振っておいしいパスタサラダ」などのサラダが、カウンターファストフードは「からあげクン」や「マチカフェ」の販売が好調。またベーカリーは、惣菜パンや菓子パンの定番商品がよく売れた。玩具は、エンタメくじやトレーディングカードゲームが好調だった。

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