ホームセンターnews|8月売上高は主要8社が増収/コーナン8.1%増
主要ホームセンター8社が8月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は5.9%増、客数0.2%減、客単価6.1%増だった。全店ベースでは、ケーヨーが2023年12月から加わったことで売上高31.3%増と大幅に伸長した。ケーヨーについては既存店数値には含めていない。8月の出退店はない。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は8.1%増、客数3.8%増、客単価4.1%増。全店売上高は12.0%増。8月は7月に続き気温が高かったことにより、扇風機やエアコン、冷感ウエアなど夏物商品が好調だった。また、南海トラフ地震臨時情報の発表に伴い、耐震ポール、懐中電灯、電池、カセットコンロとボンベ、携帯トイレなどの防災用品や、月末の台風10号による備えとして、土のう袋や飛散防止フィルムなどが数値を伸ばした。曜日回りによる影響は昨年より休日が1日多かったこともあり+0.87%。8月中は3店舗を出店した。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は3.2%増、客数0.9%減、客単価4.2%増。全店売上高は4.5%減。8月は気温が高い日が続き、冷房用品や冷感寝具等の夏物関連商品や農業様向けの農薬・刈払機・出荷資材等の販売が堅調に推移した。また、日向灘の地震や台風10号の影響により、家具固定ポール・懐中電灯・電池・カセットコンロ・飲料等の防災・補修用品のニーズが高まった。8月の出退店はなし。店舗数は1221店。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は5.6%増、客数0.6%増、客単価4.9%増。全店売上高は5.0%増だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は1.0%増、客数2.5%増、客単価1.6%減。全店ベースでは売上高0.9%増だった。8月度は、気温が高く日照時間も西日本中心に多く、夏物衣料や日よけ用品が好調だった。また台風10号の影響で、発電機・乾電池・懐中電灯・カセットコンロなどの防災用品が伸長したことで、前年を上回る結果となった。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は5.6%増、客数1.2%増、客単価4.3%増。一方、全店ベースでは売上高8.9%増、客数2.1%増、客単価2.9%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の8月度(7月21日~8月20日)の既存店売上高は2.6%増、客数1.6%減、客単価4.3%増。全店売上高は2.9%増だった。
8月は前年に比べて、資材・プロ用品、デイリー・日用品、ペット・レジャーの売上げが堅調の一方で、リフォームの売上げが低調だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は5.0%増、客数0.3%増、客単価4.7%増。全店ベースでは売上高3.7%増。ブックセンターを含む全店舗の売上高は3.4%増だった。