イオンnews|8月既存店イオンリテール5.8%増/主要10社前年売上増

イオン(株)(千葉県千葉市、吉田昭夫社長)が8月の連結各社の業績はイオンリテールの既存店5.8%増をはじめ、主要10社の既存店売上高が前年同月を上回った。

8月は猛暑に加え、お盆や夏休みで帰省や旅行需要が増加する中、各世代に対応したイベントや、家族が集まる食卓向けのメニューを充実させた。物価上昇への対応として、物流効率化や一括仕入れによりコスト削減を図り、「イオンの家計応援!」として、菓子や日用品など67品目を期間限定で値下げした。

ドイツ産の希少ホップを新たに加えた「トップバリュ プレミアム生ビール」をリニューアル発売した。

総合スーパーのイオンリテールでは、既存店売上げが3カ月連続で前年を超え、前年比105.8%と伸長した。特に食品部門では、飲料や米、防災・備蓄関連の商品が伸長した加工食品や、お盆の食卓を想定したオードブルや寿司など「ハレ型」の品揃えを強化した生鮮食品が好調に推移し、24カ月連続で前年実績を上回った。

また、猛暑で夏物衣料が好調に推移した衣料品に加え、地震や台風などへの備えとして、防災関連用品を拡充した住居余暇も既存店売上げが前年超えの実績を達成した。

また、外出需要に対応した化粧品や調剤などが好調に推移したヘルス&ビューティケアも、30カ月連続で既存店売上げが前年を上回った。

総合スーパー事業を各社別にみると
イオンリテール(株)の既存店売上高は前年比105.8%。全店では106.3%。
イオン北海道(株)の既存店売上高は101.6%、全店では103.9%。
イオン九州(株)の既存店売上高は105.4%、全店でも106.4%。

スーパーマーケット事業では、10社計で既存店客数が5カ月連続で増加し、売上げは18カ月連続で前年を上回った。マックスバリュ東海では、地域商品を活用した品揃えの強化のほか、各自治体と協働で取り組んだ「健康キャンペーン」や移動スーパーの展開など地域密着型の施策が奏功した。

いなげやは、お盆期間に惣菜やごちそうメニューを強化したことに加え、備蓄需要も取り込み、既存店売上げが前年比106.3%増となった。

マックスバリュ東海(株)は既存店売上高が105.3%、全店では106.4%。
(株)フジは既存店売上高が104.4%、全店でも103.6%。
(株)いなげやは既存店が106.3%、全店では105.6。

コンビニ事業ではミニストップ(株)は既存店売上高100.7%、全店売上高100.6%だった。

サービス・専門店事業のコックスでは、猛暑の影響で夏物商品の販売が好調で、既存店売上高は前年比112.4%となった。特にメンズの冷感パンツやレディスのストレッチパンツが売れた。

(株)コックスの既存店売上高は112.4%、全店は112.8%。
(株)ジーフットは既存店売上高105.1%、全店は97.2%。
(株)キャンドゥの既存店売上高は106.8%、全店は107.3%。

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