PPIHnews|8月既存店9.4%増/ディスカウント事業は11.0%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が、2024年8月度の売上高を発表した。既存店606店舗の売上高は109.4%。客数が103.6%、客単価が105.6%。全618店舗の売上高は111.2%。

8月は、日向灘地震および南海トラフ地震注意報の発令に加え、3つの台風が接近・上陸し、災害に備えた防災関連商品が急増した。また、今年は前年と比較して休日(土曜)が1日多く、プラス1.4%の押し上げとなった。国内リテール事業は、両事業ともに売上げ・客数が前年を上回った。夏の季節家電やスキンケア、寝具・インテリアなどが売上げに貢献した。

国内リテール事業は(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成され、ディスカウント事業とGMS事業に大別される。

 

事業別の状況では、ディスカウント事業の既存476店舗の売上高は111.0%。客数が104.1%、客単価が105.7%。全487店舗の売上高は113.0%。ディスカウント事業は、引き続き、夏休みの娯楽関連が売上げに貢献した。インドア需要に加えて、アウトドアやマリン、浴衣、水着などレジャー関連が前年を上回った。

また、自分だけの推し活を楽しむための作成グッズやアクセサリーが好評を博した。また、USJの人気キャラクターのオリジナルコラボ商品や人気輸入菓子の先行発売などが客数と売上げにつながった。休日(土曜)1日増の押し上げ効果はプラス1.6%。

GMS事業は既存130店舗の売上高は104.9%。客数が102.4%、客単価が102.5%。全131店舗では売上高が104.8%。食品と住居関連が売上げを牽引した。特に食品は、お盆休みの帰省需要などで、刺身盛り合わせや鮮魚寿司、ウナギ、銘店ギフトなどが伸長した。また、非食品では住居関連は、洗剤や紙製品、インバスなど日常使いの消耗品や雑貨品が伸長した。休日(土曜)1日増の押し上げ効果はプラス1.2%。

9月度の新規出店は、ドン・キホーテを東京都に1店予定している。

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