ホームセンターnews|9月既存店売上高は主要8社中4社が増収・4社が減収
主要ホームセンター8社が9月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は0.5%減、客数4.0%減、客単価3.6%増だった。全店ベースでは、売上高23.3%増。ケーヨーが2023年12月から加わったため、全店数値では大幅増となっているが、既存店には含まれていない。9月の出退店はなかった。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は1.1%増、客数1.1%減、客単価2.2%増。全店では、売上高4.3%増、客数1.5%増、客単価2.7%増。
9月は高温が続いたことで、扇風機やエアコン、冷感ウェアなど夏物商品が好調だった。また、PRO商材やリフォーム関連も好調に推移した。逆に秋の園芸や衣替え関連は、暑さが続いたことで不調だった。9月中は4店出店、1店退店した。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は0.2%減、客数3.4%減、客単価3.3%増。全店売上高は0.9%増、客数2.8%減、客単価3.8%増だった。
9月は厳しい残暑と中旬の天候不順の影響を受け、秋のガーデニング・家庭菜園等の需要に遅れが生じるとともに、週末の客数の落ち込みに影響を与えた。一方、価格優位性のあるPB商品を展開している玄米保冷庫やカー用品が売上げを下支えした。9月は1店開店し、店舗数は1222店となった。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は7.3%減、客数7.6%減、客単価0.3%増。全店売上高は7.9%減だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は4.1%減、客数3.8%減、客単価1.6%減。全店ベースでも売上高4.1%減、客数3.7%減、客単価0.5%減と不調だった。
9月度は、米袋や玄米保冷庫などの収穫用品が伸長した。その他、厳しい残暑の影響で日よけ用品やエアコン関連商品が好調だった。一方で、秋冬物商材が全般的に苦戦した。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は1.9%増、客数1.9%減、客単価3.8%増。一方、全店ベースでは売上高5.8%増、客数1.9%増、客単価3.9%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の9月度(8月21日~9月20日)の既存店売上高は4.8%増、客数0.6%増、客単価4.2%増。全店売上高は5.0%増、客数0.7%増、客単価4.3%増だった。
9月度は前年に比べて、リフォーム、資材・プロ用品、デイリー・日用品の売上げが堅調だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は1.7%増、客数2.3%減、客単価4.2%増。全店ベースでは売上高1.0%増、客数3.6%減、客単価4.8%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は0.2%増加した。