家電チェーンnews|10月売上高は主要5社中3社が減収/残暑で暖房商品不調

主要家電チェーンが2024年10月の月次売上高を発表した。


(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが97.5%、住建セグメントが107.9%、金融セグメントが117.9%、環境セグメントが103.8%だった。

10月度は前年と比べて日曜日が1日少なかったことから、主要のデンキセグメントが営業を受け、マイナスとなった。また前年は4月から大型店を中心とした出店が続いたことで、出店・売上げハードルが高くなっていた。さらに残暑の影響で暖房商品の立ち上がりが遅く、売上実績を押し下げた。

10月度は25日に、34店舗目の「LIFE SELECT 湘南平塚店」をオープンしている。新店は2店、閉店は7店、改装は2店で、店舗数は958店舖。売場面積は288万1375㎡(前年同月比1万9626㎡増)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の月次売上高は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が102.5%。ビックカメラ単体の全店売上高は104.0%だった。

音響映像商品は102.1%で、音響アクセサリーが好調、テレビが堅調だった。家庭電化商品は101.7%で、冷蔵庫が好調、洗濯機、調理家電や理美容家電が堅調。情報通信機器商品は116.4%で、パソコン本体やスマートフォンが好調。その他の商品は97.3%で、、医薬品や寝具が好調、時計、玩具や酒類が堅調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高は、全1203店の売上高が100.0%で横ばいだった。また直営の455店の売上高は99.5%だった。

主要商品別売上高は、テレビが98.1%、エアコンが102.5%、冷蔵庫が98.1%、洗濯機が98.5%、パソコンが87.0%、リフォームのELS事業が110.8%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は93.0%と前年マイナス。10月は1店出店し、店舗数は558店となった。

主な品種別売上高は、理美容・健康器具のみプラスで100.6%。他のカテゴリはいずれも前年クリアならず。テレビが93.3%、パソコン・情報機器が89.3%、冷蔵庫が93.0%、洗濯機が98.7%、クリーナー86.4%、調理家電93.7%、エアコン84.8%だった。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は99.5%で2カ月連続マイナス。10月の出退店はなく、店舗数は218店と変わらず。

主要な品種別売上高は、テレビが98.0%、パソコンが98.0%、携帯電話が113.3%、エアコンが122.0%、冷蔵庫が103.8%、洗濯機・クリーナーが108.5%。

関連カテゴリー

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧