ドラッグストアnews|10月既存店は主要11社中8社が昨対増/アインHD好調

主要ドラッグストア11社から2024年10月の月次売上高が発表された。既存店売上高は11社中、8社で前年同月比がプラスとなった。


ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、桐澤英明社長)の月次売上高は既存店前年比1.0%増。うち物販は1.9%減だったものの、調剤が11.6%増と大幅に伸長した。客数は0.1%増、客単価が0.9%増。全店では売上高6.8%増。

グループ10社のうち、プラスだったのは、MASAYA7.1%増、ふく薬品6.3%増、フレンチ4.8%増、コクミン3.3%増、よどや2.9%増、ウエルシア薬局1.3%増、シミズ薬品1.2%増、クスリのマルエ0.4%増の8社。一方でマイナスだったのは、ププレひまわり6.6%減と、丸大サクラヰ薬局2.3%減の2社だった。


(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、鶴羽順社長)の10月度(9月16日~10月15日)の既存店売上高は0.2%増、全店売上高は2.5%増。また既存店客数は1.4%減、客単価が1.4%増だった。7店出店、27店閉鎖により、店舗数は2629店となった。


(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)の既存店売上高は0.1%減。客数が1.6%減、客単価が1.6%増。FCの売上高は8.3%増。また全店べ―スでは、売上高2.0%増だった。マツモトキヨシグループは既存店0.9%増、ココカラファイングループは1.6%減だった。4店出店、6店閉店したため、グループ店舗数は3486店となった。


(株)コスモス薬品(福岡県福岡市、横山英昭社長)の既存店売上高は1.8%減、全店では5.2%増だった。10月は5店出店、閉店はなく、店舗数は1533店となった。


(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の10月のグループ合計売上高は既存店で0.3%増。全店では4.9%増加した。事業別では、ドラッグストア事業が既存店1.2%減、全店では2.5%増。またディスカウントストア事業が既存店2.2%増、全店8.1%増だった。4店出店、1店閉店によって、総店舗数は1493店となった。


スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)のグループ合計は既存店売上高5.4%増、客数0.1%増、客単価5.3%増。全店では20.1%増だった。またスギ薬局単体では、既存店売上高が5.8%増、客数は0.4%増、客単価5.4%増。全店では11.3%増だった。新規出店は9店、閉店は1店で、10月末のグループ総拠点数は1994店舗となった。


(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)の既存店売上高は0.6%増、全店では6.9%増だった。10月は6店舗の新規出店があった。


(株)クスリのアオキホールディングス(石川県白山市、青木宏憲社長)の10月度(9月21日~10月20日)の既存店売上高は6.6%増、客数は4.1%増、客単価は2.4%増。全店では12.8%増だった。5店舖を出店して、10月20日時点で計973店舗となった。


(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の調剤薬局部門の売上高は11.8%増、処方箋枚数が6.0%増、処方箋単価が5.5%増加した。またコスメ&ドラッグ部門の売上高は15.4%増、客数が11.2%増、客単価が3.8%増。いずれの部門も好調だ。


(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)の既存店売上高は4.8%減、全店でも4.4%減。店舗数はカワチ薬品が341店、横浜ファーマシーが38店で前月と変わらずグループ合計379店舗。そのうち調剤併設店舗は156店舗。


(株)薬王堂ホールディングス(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)の既存店売上高6.2%増、客数は4.7%増、客単価は1.5%増。全店では売上高7.9%増だった。10月は1店を新規出店し、月末の店舗数は395店舗となった。

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