PPIHnews|11月既存店8.0%増/ディスカウント・ユニー事業とも好調

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が 2024年11月度の売上高を発表した。国内リテール事業は(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成され、ディスカウント事業とGMS事業に大別される。

既存店606店舗の売上高は108.0%。客数が102.5%、客単価が105.4%。全635店舗の売上高は109.9%。そのうち、ディスカウント事業の既存478店舗の売上高が109.2%、客数が102.3%、客単価が106.8%。全504店舗の売上高は111.7%。

GMS事業は既存128店舗の売上高が104.5%、客数が103.2%、客単価が101.3%。全131店舗では売上高が104.7%。

国内リテールは、両事業が揃って売上高と客数が前年を上回った。11月は秋冬へと季節が進んだことで、立ち上がりが鈍かった季節商材の需要が高まり、売上げに大きく寄与した。

衣料や寝具などを筆頭に、季節の食材や鍋などの台所用品、温熱用品やケア用品などの消耗品など、幅広いカテゴリーで伸長した。ディスカウント事業は、気温低下につれ、巣ごもりや屋内アクティビティ関連など、インドアのニーズが増大した。

プロテインやサプリメントなどのフィットネス商品や、パズル、プラモデルなどのホビー関連商品が好調だった。また、インバスやヘアケア、スキンケアなど日常使いするカテゴリーも引き続き好調に推移した。

ユニー事業は、ブラックフライデーセールなど販促強化が客数増に寄与した。また、秋冬の季節商品が幅広く伸長し、多くのカテゴリーの売上げを牽引した。非食品は、インナーやアウターなどの衣料品に加えて、季節家電、入浴剤などが売上げに貢献した。また、食品は、鍋やおでんなどの需要を反映し、青果や鮮魚、練り物が伸長した。

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