PPIHnews|12月国内リテール既存店105.8%、冬物&イベントセール好調

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が 2024年11月度の売上高を発表した。国内リテール事業は、(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成され、大きくディスカウント事業とユニー事業に分かれる。

国内リテール事業は、ディスカウント事業とユニー事業ともに既存店売上高が105.8%と前年を上回った。衣料や寝具、季節家電いった冬の季節商品が好調に推移し、客数は101.2%、客単価が104.5%となった。全636店舗の売上高は107.4%。

12月は、majicaアプリやテレビCM放映、イベントセールなどの販促強化が効果を上げた。

ディスカウント事業の既存店売上高は106.6%。客数が101.0%、客単価が105.6%。クリスマスや忘年会など年末の外出機会増加やイベントによる需要を捉え、スキンケアやヘアケア、乾燥対策商品など美容関連が好調に推移した。また、プレゼント需要により、服飾雑貨やマッサージ器具に加え、玩具やキャラクター雑貨が伸長した。なお、家電製品は、ゲーム機を除けば前年を上回っている。

ユニー事業の既存店売上高は103.5%。客数は101.8%、客単価が101.7%。クリスマスや年末年始の需要を捉え、パーティサイズの惣菜やオードブルなどが好調だった。大掃除や買い替え需要を背景に、清掃用品や台所用品が伸長した。一方、ギフトや対面販売の化粧品などは売上げが縮小した。品揃えを強化したインバス商品やシーズン・スキンケアが売上げに貢献している。

ユニー事業では新たに価格戦略を強化している日常使いの消耗品や食品が堅調に推移した。

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