ドラッグストアnews|12月既存店主要11社中10社が伸び/コスモスは0.9%減
主要ドラッグストア11社から2024年12月の月次売上高が発表された。既存店売上高は11社中、10社で前年同月比がプラスとなった。コスモス薬品は4カ月連続のマイナスとなった。
ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、桐澤英明社長)の月次売上高は既存店前年比6.1%増。うち物販は5.2%増、調剤が9.2%増と伸長した。2024年3月以降、今期で売上げは最も高い数値となった。客数は4.0%増、客単価が2.1%増。全店では売上高11.9%増。今期に入って2ケタ伸びは初めて。
グループ10社のうち、プラスは7社。MASAYA10.4%増、ププレひまわり3.0%増、ふく薬品6.6%増、フレンチ12.8%増、コクミン5.3%増、よどや7.1%増、ウエルシア薬局6.6%増。シミズ薬品5.7%増、クスリのマルエ1.5%増。マイナスは丸大サクラヰ薬局3.2%減の1社。
(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、鶴羽順社長)の12月度(11月16日~12月31日※決算期変更により、12月度は1.5カ月)の既存店売上高は3.8%増、全店売上高は6.0%増。また既存店客数は0.9%増、客単価が2.9%増だった。21店出店、4店閉鎖により、店舗数は2653店となった。
(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)の既存店売上高は6.1%増。客数が3.0%増、客単価が2.9%増。FCの売上高は7.8%増。また全店べ―スでは、売上高7.8%増だった。2024年4月からの今期以降、最も高い増加率となった。マツモトキヨシグループは既存店7.6%増、ココカラファイングループは3.6%増だった。7店出店、1店閉店したため、グループ店舗数は3494店となった。
(株)コスモス薬品(福岡県福岡市、横山英昭社長)の既存店売上高は0.9%減。2024年9月以降、4カ月連続のマイナスとなった。全店では4.9%増だった。12月は4店出店、閉店はなく、店舗数は1550店となった。
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の12月のグループ合計売上高は既存店で3.8%増。全店では8.0%増加した。事業別では、ドラッグストア事業が既存店4.0%増、全店では7.1%増。またディスカウントストア事業が既存店3.6%増、全店9.0%増だった。8店出店、閉店はなし。総店舗数は1508店となった。
スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)のグループ合計は既存店売上高7.8%増、客数0.7%増、客単価7.0%増。全店では21.6%増だった。またスギ薬局単体では、既存店売上高が8.1%増、客数は1.0%増、客単価7.0%増。全店では13.8%増だった。新規出店は10店、閉店は14店舗。12月末のグループ総拠点数は2174拠点となった。
(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)の既存店売上高5.0%増、全店では10.8%増だった。12月は4店舗の新規出店があった。
(株)クスリのアオキホールディングス(石川県白山市、青木宏憲社長)の12月度(10月21日~11月20日)の既存店売上高は7.オ%増、客数は4.2%増、客単価は2.7%増。全店では13.3%増だった。2店舖を出店して、12月20日時点で計986店舗となった。
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の調剤薬局部門の売上高は8.8%増、処方箋枚数が7.2%増、処方箋単価が1.4%増加した。またコスメ&ドラッグ部門の売上高は11.0%増、客数が9.0%増、客単価が1.8%増だった。
(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)の既存店売上高は2.5%増、全店では3.1%増。店舗数はカワチ薬品が343店、横浜ファーマシーが38店。グループ合計381店舗。そのうち調剤併設店舗は156店舗。
(株)薬王堂ホールディングス(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)の既存店売上高5.3%増、客数は2.4%増、客単価は2.9%増。全店では売上高7.0%増だった。12月は3店舗の出店。退店はなし。月末店舗数は398店舗。