家電チェーンnews|2月売上高は5社前年比増/エアコンが好調
主要家電チェーンが2025年2月の月次売上高を発表した。
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが105.5%、住建セグメントが104.1%、金融セグメントが90.1%、環境セグメントが120.5%だった。
2月度は、前年がうるう年だったため、営業日数が1日少ない暦の影響があった。また、前年は4月から大型店を中心とした出店が続いており、出店・売上げハードルが高くなっていた。一方で今年は、寒波の影響を受け、季節家電が好調に推移したほか、携帯電話が大きく伸長し、前期を上回る結果となった。
2月は3店出店、4店退店し、店舗数は951店となった。売場面積は287万1799㎡(前年同月比 101.2%)。
(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が107.1%。ビックカメラ単体の全店売上高は106.9%だった。
音響映像商品は103.0%で、カメラやテレビ、音響アクセサリーが堅調だった。家庭電化商品は103.5%で、エアコンが好調、冷蔵庫、洗濯機、調理家電や理美容家電が堅調だった。情報通信機器商品は110.9%で、パソコン本体、パソコン周辺機器やスマートフォンが好調だった。その他の商品は104.9%で、医薬品、酒類や寝具が好調、ゲーム、時計やスポーツ用品が堅調だった。一方、玩具がやや低調だった。
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高(全1195店)は105.2%だった。また直営455店の売上高は105.6%だった。
主要商品別売上高は、テレビが98.7%、エアコンが119.2%、冷蔵庫が97.2%、洗濯機が101.5%、パソコンが110.3%、リフォームのELS事業が94.4%だった。
(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は101.1%。2月は1店退店で、店舗数は557店となった。
主な品種別売上高は、伸び率が高い順にエアコンが109.4%、パソコン・情報機器が106.3%、調理家電が103.0%、洗濯機が101.1%、クリーナーが101.0%で、この5品種が前年を上回った。
上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は116.2%だった。2月は1店出店、1店退店で、店舗数は218店となった。
主要な品種別売上高は、テレビが109.6%、パソコンが119.1%、携帯電話が151.1%、エアコンが140.0%、冷蔵庫が104.4%、洗濯機・クリーナーが114.3%。