ホームセンターnews|2月既存店8社中6社前年割れ
主要ホームセンター8社が2月の月次概況を発表した。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は3.3%減、客数7.2%減、客単価4.2%増だった。全店ベースでは、売上高2.9%減。1月の出店はなし。閉店は2店。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は1.0%増、客数1.6%減、客単価2.6%増。全店では、売上高5.5%増、客数3.2%増、客単価2.2%増。1月度は、
前期に比べて気温が下がり、先月に引き続き器具や作業用防寒などの季節品が好調に推移し、PRO商材も引き続き好調に推移した。
2月は前期に比べて気温が下がり、暖房器具や作業用防寒およびカイロなどの冬物商品の売上げが例年に比べ好調だった。また、凍結対策品として水道用品などの売上げも伸びた。木材・建材や電動工具などのPRO商材も堅調だった。一方で気温が低いことで園芸関係の商品が伸び悩み、また先月に引き続き防災用品は前期の反動減となった。曜日回りによる影響は昨年がうるう年などの影響でマイナス4.0%。2月は4店舗出店。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は0.9%減、客数5.1%減、客単価4.4%増。全店売上高は0.7%増、客数3.9%減、客単価4.8%増だった。2月は寒波の影響により、石油ファンヒーター等の暖房用品や、凍結被害の補修対応に水栓部材、散水用品、さらに大雪対策として除雪用品、防寒衣料・手袋などの販売が堅調に推移した。一方、花苗、庭園資材等のガーデニング用品や、除草剤を始めとする雑草対策用品の販売が伸びなかった。2月の開閉店はともに2店舗。合計1225店舗。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は3.5%減、客数4.4%減、客単価2.2%増。全店売上高は5.0%減だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は7.1%減、客数7.2%減、客単価0.1%増。全店ベースでは売上高7.3%減、客数7.4%減、客単価0.1%増だった。2月は西日本でかなり気温が低かったこともあり、灯油、灯油ポンプ・灯油缶、石油・電気暖房用品、防寒衣料などが大きく伸長した。一方で強い寒波の影響で、用土・肥料、刈払機、草花苗などの園芸・ガーデニング用品が低調だったため、売上げは前年を下回った。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は0.7%減、客数5.3%減、客単価4.8%増。一方、全店ベースでは売上高1.3%増、客数3.2%減、客単価4.6%増だった。売上高は傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの商品売上高を単純合算したもの。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の2月度(1月21日~2月20日)の既存店売上高は1.0%増、客数3.1%減、客単価4.2%増。全店売上高は1.4%増、客数2.9%減、客単価4.5%増だった。2月度は前年に比べて、リフォーム、資材・プロ用品、デイリー・日用品の売上げが堅調だった。一方で、ペット・レジャー、インテリア・リビングの売上げが低調だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は2.7%減、客数6.4%減、客単価は4.0%増。全店ベースでは売上高2.9%減、客数7.0%減、客単価4.4%増。また、ブックセンターを含む全店舗の売上高は3.9%減となった。