家電チェーンnews|5月売上高は5社前年比増/エアコンが好調

主要家電チェーンが2025年5月の月次売上高を発表した。

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇社長)の月次前年比は、デンキセグメントが106.3%、住建セグメントが109.3%、金融セグメントが99.2%、環境セグメントが107.5%だった。

5月度は、エアコン・パソコン・携帯電話が大きく伸長し全体をけん引した。販売施策の強化や商品提案力の向上等で、注文住宅の受注が好調に推移し、リユース事業や家電リサイクルの収集運搬及びPC製造事業も好調に推移し、前期を大きく上回った。一方、金融ではリビングローンが好調だったが、「フラット35」が市場環境の変化などの構造的な要因により売上が低迷し、前期を下回った。

5月は1店出店、1店退店、1店改装し、店舗数は952店となった。売場面積は289万0880㎡(前年同月比101.4%)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が103.8%。ビックカメラ単体の全店売上高は100.6%だった。

音響映像商品は96.2%で、カメラ、テレビや音響アクセサリーがやや低調だった。家庭電化商品は102.5%で、冷蔵庫、洗濯機、調理家電、エアコンや理美容家電が堅調だった。情報通信機器商品は98.0%で、スマートフォンが好調、パソコン周辺機器が堅調な一方、パソコン本体は低調だった。その他の商品は103.8%で、、医薬品や寝具が好調、ゲーム、時計、玩具、スポーツ用品や酒類が堅調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の月次売上高(全1189店)は106.4%だった。また直営456店の売上高は106.4%だった。

主要商品別売上高は、テレビが105.2%、エアコンが118.1%、冷蔵庫が 102.2%、洗濯機が99.7%、パソコンが118.0%、リフォームのELS事業が84.0%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)のグループ売上高は102.6%。5月の出退店はなく、店舗数は556店となった。

主な品種別売上高は、伸び率が高い順にパソコン・情報機器が117.8%、調理家電が106.5%、エアコンが106.4%、クリーナーと理美容・健康器具が104.0%、洗濯機とクリーナーが101.1%で、この6品種が前年を上回った。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高は115.3%だった。5月の出退店はなく、店舗数は218店となった。

主要な品種別売上高は、テレビが105.5%、パソコンが109.9%、携帯電話が137.6%、エアコンが129.8%、冷蔵庫が105.6%、洗濯機・クリーナーが105.0%。

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