ドラッグストアnews|5月既存店/主要9社中6社増、コスモス薬品9カ月連続減
主要ドラッグストア9社が2025年5月の月次売上高を発表した。
ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、桐澤英明社長)の5月の月次売上高は既存店前年比3.5%増。うち物販は1.6%増、調剤が10.2%増だった。客数は0.7%増、客単価が2.8%増。全店では売上高8.8%増。
グループ10社のうち、8社が既存店プラス。フレンチが6.2%増、MASAYAが20.1%増、シミズ薬品が4.0%増、コクミンが4.4%増、ふく薬品が4.1%増、ウエルシア薬局が3.6%増、よどやが1.7%減、ププレひまわりが2.1%増、クスリのマルエが0.2%増、丸大サクラヰ薬局が1.1%減。
(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、鶴羽順社長)の5月の既存店売上高は1.8%増、客数は1.1%減、客単価は4.1%増だった。全店ベースでは売上高が4.2%増、客数0.1%減、客単価4.3%増となった。5月中には7店出店、3店閉店。店舗数は2679店。
(株)マツキヨココカラ&カンパニー(東京都文京区、松本清雄社長)の5月の既存店売上高は2.1%増。客数が0.1%増、客単価が2.0%増。FCの売上高は3.6%増。全店べ―スでは、売上高3.6%増だった。マツモトキヨシグループは既存店3.4%増、ココカラファイングループは0.1%減だった。出店9店、閉店10店,グループ店舗数は3495店となった。
(株)コスモス薬品(福岡県福岡市、横山英昭社長)の5月の既存店売上高は1.4%減。2024年9月以降、9カ月連続のマイナスとなった。全店では4.7%増。5月の閉店はなく、13店を新規出店したため、月末の店舗数は1609店となった。
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)の5月のグループ合計売上高は、既存店で2.2%増加、全店では6.1%増加した。事業別では、ドラッグストア事業が既存店1.1%増。全店では4.0%増。またディスカウントストア事業が既存店3.6%増、全店8.7%増だった。5月は3店出店、1店閉店したため、総店舗数は1544店となった。
スギホールディングス(株)(愛知県大府市、杉浦克典社長)の5月のグループ合計は既存店売上高4.7%増、客数0.9%減、客単価5.6%増。また全店では、売上高17.8%増、客数4.9%増、客単価12.2%増だった。スギ薬局単体では、既存店売上高が4.9%増、客数0.8%減、客単価5.7%増。全店売上高は9.6%増だった。5月度の新規出店は10店、閉店は2店舗。月末のグループ総拠点数は2207拠点となった。
(株)クリエイトSDホールディングス(神奈川県横浜市、廣瀬泰三社長)の既存店売上高2.3%増、全店では6.8%増だった。5月は4店舗を出店した。
(株)クスリのアオキホールディングス(石川県白山市、青木宏憲社長)の5月度(4月21日~5月20日)の既存店売上高は5.5%増、客数は1.8%増、客単価は3.7%増。全店売上高は14.3%増だった。5月度は出店27店、退店はなし。
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の5月は、調剤薬局部門の売上高が7.4%増、処方箋枚数が1.9%増、処方箋単価が5.4%増加した。またコスメ&ドラッグ部門の売上高は14.0%増、客数が11.4%増、客単価が2.4%増と好調だった。
(株)カワチ薬品(栃木県小山市、河内伸二社長)の5月の既存店売上高は2.6%減、全店は2.6%減。5月中の出退店はなく、店舗数はカワチ薬品が343店、横浜ファーマシーが37店で、グループ合計は380店舗。そのうち調剤併設店舗は156店舗。
(株)薬王堂ホールディングス(岩手県紫波郡、西郷辰弘社長)の5月の既存店売上高は3.6%増、客数0.7%増、客単価2.9%増。全店売上高は6.9%増だった。5月は3店出店、退店はなし。店舗数は409店舗となった。