家電チェーンnews|10月売上高は5社前年越え/パソコン大幅伸び

主要家電チェーンが2025年10月の月次売上高を発表した。

 

(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会長兼CEO)の10月売上高(前年比)は、デンキセグメントが110.3%、住建セグメントが113.1%、金融セグメントが 107.5%、環境セグメントが 116.5%だった。

デンキセグメントはWindows10サポート終了のパソコン特需が全体を大きく牽引した。また、「くらしまるごと」戦略で取り組んでいる、家具・インテリア、リフォームも堅調に推移し、全体が押し上げられた。住建セグメントは、販売施策の強化によって、注文住宅・分譲住宅ともに好調に推移した。

金融セグメントはヤマダデンキのリフォーム事業と連携したリビングローンが好調に推移し、前期を上回った。環境セグメントはPC製造事業を中心に各事業が好調に推移し、前期を上回った。

店舗数は947店。売場面積は293万5416㎡(前年比101.9%)。

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、秋保徹社長)の10月売上高(全店前年比)は、ビックカメラ+(株)コジマの全店売上高が108.0%。ビックカメラ単体の全店売上高は107.6%だった。

音響映像商品は102.6%。カメラや音響アクセサリーが堅調な一方、テレビが低調だった。家庭電化商品は103.1%。エアコンが好調、理美容家電が堅調だった一方、洗濯機や調理家電がやや低調、冷蔵庫は低調だった。情報通信機器商品は109.2%。パソコン本体が好調、パソコン周辺機器が堅調だった。一方、スマートフォンがやや低調だった。

(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)の10月売上高(全店の前年比)は 109.0%だった。また直営店の売上高は110.2%だった。

主要商品別売上高(前年比)は、テレビが 103.7%、エアコンが113.7%、冷蔵庫が 89.1%、洗濯機が96.9%、パソコンが 223.9%、リフォームのELS事業が 86.2%だった。

(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)の10月のグループ売上高(前年比)は109.9%。10月は出退店はなく、店舗数は557店。

主な品種別売上高(前年比)で最も伸び率が高かったのがパソコン・情報機器の254.1%。次いで前年を上回ったのがエアコン113.5%、理美容・健康器具103.6%、調理家電0103.2%。

上新電機(株)(大阪市浪速区、金谷隆平社長)のグループ売上高(前年比)は113.3%だった。10月は出退店はなく、店舗数は220店。

主要な品種別売上高(前年比)は、テレビが103.2%、パソコンが189.1%、携帯電話が113.4%、エアコンが100.5%、冷蔵庫が93.6%、洗濯機・クリーナーが98.4%。

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