ホームセンターnews|11月既存店8社中4社が前年割れ
主要ホームセンター8社が11月の月次概況を発表した。

DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は3.0%減、客数4.0%減、客単価は1.0%増。既存店は12カ月連続で前年同月を割った。全店ベースでは、売上高2.9%減。

コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は1.0%増、客数0.5%増、客単価0.5%増。全店では、売上高4.8%増、客数4.8%増、客単価増減なし。11月は26日に「PRO新潟桜木店」、27日に「建デポ横浜新吉田店」が出店した。
11月度は洗剤や紙製品、キッチンペーパーなどの日用消耗品の売上が引き続き堅調に推移したほか、電動工具や水道用品などのPRO商材は、商品入替や新規商品導入などの効果で売上が伸びた。一方で、前期の防犯関連用品需要増の反動減により、補助錠やセンサーライトなどの売上は減少した。曜日回りによる影響は休日が2日増えたことで+1.81%。

(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は1.1%増、客数0.6%減、単価1.8%増。全店では、売上高1.9%増、客数0.2%減、客単価2.1%増だった。11月中の開店閉店はなく、月末店舗数は1227店舗。
11月は安定した天候の週末が多く、秋冬の野菜苗および関連資材が引き続き堅調に推移するとともに、販売が遅れた花苗も堅調に推移した。また、中旬以降の気温低下の伴い、降雪に備え日本海側の地域を中心に除雪用品の需要が高まった。

アークランズ(株)(新潟県三条市、佐藤好文社長)の小売事業の既存店売上高は0.5%増、客数2.8%減、客単価3.5%増。全店売上高は3.4%増だった。小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICOPET、ムサシプロ、ビバホームプロ、スーパーマーケット、ドトールなどを対象としている。

(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は1.0%増、客数0.5%増、客単価0.5%増。全店ベースでは売上高は1.0%増、客数0.5%増、客単価0.4%増となった。
11月は気温の低下に伴い石油暖房用品、冬物衣料、防寒用品が好調に推移した。そのほか、防草シート・刈払機などの防草・除草関連商品や、花苗・野菜苗などが売上を牽引した。

アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一会長兼CEO)の既存店売上高は1.1%減、客数2.9%減、客単価1.8%増。全店ベースでは売上高1.9%減、客数3.6%減、客単価1.8%増だった。ホームセンター事業の売上高は、傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバローの商品売上高を単純合算したものである。

(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の11月度(10月21日~11月20日)の既存店売上高は1.6%減、客数は3.7減、客単価2.2%増。全店売上高は1.0%減、客数3.2%減、客単価2.3%増だった。

(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は1.7%減、客数1.0%減、客単価は0.7%減。全店ベースでは売上高3.6%減、客数2.5%減、客単価1.1%減。
