コンビニnews|11月ローソン4.6%増・セブン2.7%増・ファミマ1.9%増

主要コンビニ3社の11月度成績が発表された。既存店売上高はローソンが104.6%と最も高く、セブン-イレブン102.7%、ファミリーマート101.9%と続く。

セブン-イレブンは既存店売上高が102.7%。客数は99.6%、客単価103.1%。チェーン全店ベースでは103.2%。店舗数は2万1634店だった。

11月度は昨年と比較して平均気温が低く、日照時間も少なかったため、 客数は伸び悩んだ。それでも「揚げ物半額セール」などの販促セール効果や、セブンカフェの新商品発売やクーポン施策などによって、デイリー商品を中心に販売が伸長した。

商品動向では、揚げ物惣菜が特に好調だった。11月27日〜11月30日に実施した「揚げ物日替わり半額 セール」が期待を上回る販売結果となった。クリスマス期間中の売上げを超え、過去最も揚げ物惣菜が売れた期間となった。セール期間は通常時の販売金額の約3倍を売上げ、夜帯の客数増加にも寄与した。

またセブンカフェの「水素焙煎コーヒー」がこれまでとは異なる客層の購入につながった。また「20円引きセール」の効果も相まって、販売数が上乗せとなった。


ファミリーマートは既存店売上高が101.9%、客数96.7%、客単価105.4%だった。カード・チケットの影響を除いた既存店日商は100.7%と前年を上回り、51カ月連続で前年超えを達成した。前年の高気温の反動等による影響があったものの、CMやクーポンキャンペーン、タイアップ商品の販促等が奏功した。

全店売上高は99.6%。国内の直営店舗数は1万5443店。

中食カテゴリーでは、おむすび・カウンターFFを中心に好調に推移した。おむすびは、CM放映された「おいしさ、新次元へ。」キャンペーンがメディアやSNSで話題となり、おにぎり専門店監修の新商品や、「ふわうま製法」を導入した定番商品の販売が好調であった。

カウンターFFは、「ファミマのブラック“フライ”デー」キャンペーンが奏功し、クーポン対象の「ファミから」も売上げを大きくけん引した。新商品「テバ・チキ」も好調だった。また中華まんは、料理研究家とコラボした商品が売上げに貢献した。

非食品カテゴリーでは、PB衣料「コンビニエンスウェア」の秋冬商品が引き続き好調に推移した。今治タオルハンカチシリーズが累計販売数1000万枚を突破した。


ローソン事業(ローソン・ナチュラルローソン)の既存店売上高は104.6%、客数が99.8%、客単価が104.8%となった。また全店売上高は107.1%と伸長した。

なお、ローソン100事業も含めた国内コンビニエンスストア事業((株)ローソン)は、既存店売上高が104.3%、客数99.5%、客単価104.8%。また成城石井事業は、既存店売上高102.0%、客数98.5%、客単価103.6%、全店売上高104.1%だった。

11月末時点のグループ国内総店舗数は1万4670店。そのうち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は604店。

11月には「盛りすぎチャレンジ大作戦!お値段そのまま!50%増量」キャンペーンを実施した。その効果で、米飯、調理パン、店内厨房は、「盛りすぎ!カツカレー(中辛)」など、価格を据え置き50%増量した商品の販売が好調だった。またデザートも、50%増量対象商品のほか、新感覚チーズケーキ「生ベイクドチーズケーキ」と「生ベイクドショコラチーズケーキ」の販売が好調だった。

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