コープさっぽろnews|用度品シルバーバッグを6月から紙素材に全面切り替え
生活協同組合コープさっぽろ(札幌市西区、大見英明理事長)は、現在使用している用度品シルバーバッグ(衛生用品用)を6月から、食品小売業としては全国初となるFSC認証の紙素材、古紙100%リサイクルした紙素材に切り替える。7 月のレジ袋有料義務化に合わせた取り組みだ。FSC認証の紙袋への切り替えは4月から先行して行う。
FSC(Forest Stewardship Councilの略で森林管理協議会。木材を産出する森林自体と、そこから切り出された木材の流通や加工のプロセスを環境配慮およびSDGs(持続可能な開発目標)の観点から認証する国際機関だ。
コープさっぽろは、2008 年の北海道洞爺湖サミットを機に全国に先駆けてレジ袋の有料化(1 枚5 円)を開始した。2015 年7月には、レジ袋の一部素材をサトウキビ由来の原料に変更し、循環型社会の形成を推進してきた。
年間約250万枚使用しているシルバーバッグを紙袋に切替えることで、プラスチックの使用量を年間約17 トン削減できる見込みだ。また、森林保護に配慮したFSC認証を取得した紙素材の再利用によって、環境に優しい持続可能な地域社会を目指す。