ファーストリテイリングnews|アフガン難民などに100万点衣料寄贈

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(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)は、アフガニスタン難民など、世界の難民・国内避難民の越冬を支援するため、ユニクロの「ヒートテック」やアウターなど合計100万点を超える冬物衣料を寄贈することを発表した。

支援物資は国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通じて、アフガニスタンやイラクなどの難民・国内避難民に届けられる。100万点の衣料は約10億円に相当する。

また、アフガニスタン難民への越冬支援として、80万米ドル(約9200万円)をUNHCRに寄付する。

アフガニスタンとその周辺地域では、最低気温が氷点下となることもある本格的な冬の到来を前に、多くの難民が新型コロナウイルス感染症の脅威に加え、干ばつなどの自然災害や食糧危機にさらされている。寄付金は、特に脆弱な環境にある女性や子どもを中心に、ブランケット、ソーラーランタン、テント用断熱キットなど、氷点下の寒さから難民の身を守るために必要不可欠な支援物資の提供などに活用される予定だ。

ファーストリテイリングのグループ支援は下図の通り。


なお国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、国連の難民支援機関として、紛争や迫害のために避難を余儀なくされた難民や国内避難民、無国籍者などを保護・支援するために、さまざまなパートナーと連携しながら国際的な活動を主導している。世界約135カ国で活動し、1954年、1981年にはノーベル平和賞を受賞している。

柳井正CEOのコメント。

「私たちは、UNHCRとの10年にわたるパートナーシップを通じて、難民支援はグローバル企業の大きな責務だと考えています。複雑化する国際情勢の影響を受けて、住み慣れた土地から避難することを余儀なくされた人々が、安全に生きられる環境で生活を再建していくことは、世界の平和と持続的な発展に欠かせません。UNHCRとともにお届けする衣料や支援物資が、避難生活のなか厳しい冬を迎える人々の命と健康を守り、生活再建への一助となることを願います」

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