三越伊勢丹news|伊勢丹新宿本店食品フロアでAI活用の空調実験

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(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、細谷敏幸社長)は、国立大学法人神戸大学とユニテック(株)が技術提供している「AIスマート空調システム」「ウイルスフリ-エアシステム」の導入に向けた実証実験を、伊勢丹新宿本店で開始している。百貨店業界では初めての取り組みとなる。

AIスマート空調システムは高度な空間状態認知で人がいる場所に快適な風を運ぶ空調技術であり、ウイルスフリ-エアシステムはウイルス感染リスクの時空間分布に合わせて殺菌能力をもつ空気を運ぶ技術。

実証実験は導入フロアの空調で使用しているエネルギー(電力およびガス)の年間使用量の従来比50%削減を目指すもので、運用開始後には、空調ほか照明や動力といった導入フロア全体で使用する総エネルギーの20~25%の削減を見込む。

2021年12月から伊勢丹新宿本店本館地下1階(食品フロア)を対象に先行実証実験を行っていて、省エネ効果とウイルス除去効果の検証をスタートさせている。検証結果を踏まえて、2023年度中に、この2つのシステムの伊勢丹新宿本店全館への本格導入を進め、全館における空調で使用するエネルギーの年間使用量を従来比で50%削減する計画だ。また今後、グループ百貨店店舗への導入を進めていく。

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