ローソンnews|設立30周年の「ローソン緑の街基金」/募金総額約109億円に
(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)は、9月に設立30周年を迎えた「ローソン緑の街基金」の募金総額が108億9704万円となったことを発表した。
ローソンは1992年9月に「街(マチ)の緑」を豊かにする目的で同基金を設立し、コンビニエンスストアでは初めて全店舗に募金箱を設置した。現在は「ローソングループ“マチの幸せ”募金」として、レジカウンターに募金箱を設置している。
募金には、①環境・緑化活動に役立てられる「ローソン緑の募金」、②ひとり親家庭へ給付される奨学金となる「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」、③アスリートが夢を持つ大切さを子どもたちに伝える活動に役立てられる「『夢の教室』募金」の3種類がある。また、大規模災害が発生した際には「災害募金」に切り替えている。
募金金額の内訳は、1992年9月から開始している「ローソン緑の募金」が約45億円。これは学校緑化や森林整備などに役立てられている。
2004年以降に集まった「災害募金」総額約33億円は、被災自治体や日本赤十字社などを通じて、被災者に寄付されている。とくに2011年の東日本大震災では、発生から20日間で店頭募金の総額が5億円を超えた。
2011年~2019年3月の期間実施した「夢を応援基金(東日本大震災奨学金制度)」には約19億円が集まった。1097人におよぶ奨学生の助けとなった。
他にも、2013年~2019年3月の期間実施した「TOMODACHI募金」には約1億円、2017年7月開始の「夢を応援基金(ひとり親家庭支援奨学金制度)」には約9億円、2019年4月開始の「『夢の教室』募金」には約2600万円が集まっている。
なおローソンの自社調査によると、店頭募金に協力しているお客は20~30代の男性が多い傾向にあるそうだ。
さらに同社では、キャッシュレス化に伴い、店頭募金箱のほかにお客様が店頭端末Loppiから寄付先を選び寄付できる「Loppi募金」や、Pontaポイントやdポイントを寄付できる「ポイント募金」でも募金を受け付けている。