イオンnews|2025年までにトップバリュ商品を環境配慮型3Rに切り替え
イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、2025年までに、イオンのブランド「トップバリュ」で展開する商品のすべてを、Reduce(リデュース=削減化)、Reuse(リユース=再使用化)、Recycle(リサイクル=再資源化)のいずれか、あるいは複数に対応して開発を行った環境配慮3R商品に切り替える。
2023年度以降に開発・販売する新商品のすべてを対象とする。また既存商品についても、現在使用している包装資材の在庫消化後、もしくはパッケージリニューアル時に切り替えていく。また商品には、トップバリュが独自に設ける「環境配慮3Rマーク」をパッケージに表示して顧客にわかりやすくする。
トップバリュが独自に設けた「環境配慮3Rマーク」は、ISO 14021(環境ラベルおよび宣言-自己宣言による環境主張)に規定される要求事項を満たしていることを取得の条件としている。要求事項は、正確で誤解を与えないもの、実証されていて検証が可能であること、自己宣言による環境主張の検証に必要なデータの評価および提供に責任をもっていることなど、全部で約50項目に及ぶ。
2022年4月に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」によって、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に対する生活者の意識が高まってきていることが背景にある。イオンでは、2030年までに、使い捨てプラスチック使用量を2018年比で半減する目標を掲げている。またトップバリュでも、2030年までに商品で使用するバージンプラスチックの量を2018年度比で30%削減する目標を掲げ、すべての商品で環境・社会に配慮した素材への転換を目指している。製品設計からごみ処理まで、ライフサイクル全体での資源循環に向けて、さらに踏み込んだ商品開発に舵を切ることで、資源循環型社会の実現を目指す。