大創産業news |京都芸術大学と商品開発、来年度から全国のDAISOで発売
(株)大創産業(広島県東広島市、矢野靖二社長)は、学校法人瓜生山学園 京都芸術大学(京都市左京区、吉川左紀子学長)との産学連携プロジェクト第3弾として、8月5日に大創産業東京本部で、学生による新商品アイデアのプレゼンテーションと最終審査を行った。選ばれた作品は、来年度から全国のDAISOで発売する。
左/プロダクトデザイン学科2年 救仁郷(くにごう)さんのプレゼンテーション(右手演台)
右/救仁郷さんの初期試作品 「ジューペット」
プレゼンテーションには、京都芸術大学プロダクトデザイン学科の2.3年生15人が参加した。「日常生活の中でお客様ニーズを見出した新商品」をテーマに1人50点のアイデアを提出し、そのうち学内選考で絞り込まれた、推し活やサウナを楽しむための商品、日用品をコンパクトに持ち運ぶアイデア商品などの30点について最終審査が行われた。
審査項目は、世の中のニーズを捉えているか、学生らしい視点があるか、既存品になくDAISOの商品として販売できるか、検証データの信憑性などで、審査には、京都芸術大学芸術学部プロダクトデザイン学科 北條崇教授のほか、大創産業商品本部バイヤー、デザイン課から17人が参加した。
最終審査では、大創産業のバイヤーから質問やアドバイスも活発に行われた
京都芸術大学 北條崇教授は、「本学は“芸術教育の社会実装”を掲げ多くの企業と産学連携授業に取り組んでいます。そのなかでも大創産業との取り組みは3回目と長く続けさせてもらい資産となっています。さらに大創産業側にメンターとして卒業生がいて、現場(店舗)の生の声などを聞かせてもらえることは貴重で、大変感謝しています。今後も長く続けられたら」とコメントしている。
大創産業と京都芸術大学は、次代を担う学生への実践的な学びの機会の提供と、DAISO新商品の開発を目的に、産学連携プロジェクトを2017年に開始した。以来、大創産業商品部と連携しながら、商品の構想、開発、デザインに取り組んでいる。
1回目の2017年には7点、2回目の2021年には75点が商品化された。これまでの産学連携プロジェクト参加者から3人が大創産業へ入社し、店舗運営などで活躍している。