オイシックスnews|高温で肥大した「大きなかぶ」販売/畑のフードロス削減

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オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)は12月14日、高温で大きく育ちすぎた千葉県八街市の「かぶ」などを販売する。「おたすけOisix すくすく育った やわらか大きなかぶ(千葉県産)」は、800gの大きさで税込み214円で販売する。

これは天候要因で発生してしまう規格外品や豊作品、外的要因で余ってしまい、通常の流通では扱いにくくなった食品を購入を希望する会員向けに通知・販売する、「おたすけOisix」サービスの一環である。

一般に出回るかぶの生育適温は15~20度で、暑さと乾燥に弱く、寒さには強いという特徴がある。そのため、秋と春に種をまき、冷涼な時期に育てている。ところが千葉県八街市にあるかぶの産地では、秋まきしたかぶが冬を迎えても高温続きで生育が止まらず、畑で一斉に肥大化し、正規品の2倍もの大きさになってしまった。

こうしたかぶは、食味には問題がなくとも見栄えなどへの影響から、収穫後に産地でそのまま廃棄になることも懸念される。今回、「おたすけOisix」と、自社が業務提携する都内の「旬八青果店」3店舗(TOC、赤坂、天王洲店)で、期間限定で支援販売をする。

大きなかぶの食べ方としては、千切りにしてツナ缶の中身をオイルごと一緒に炒めたり、大きさを活かして、1cmの輪切りにしてステーキにするのがおすすめ。また、実が柔らかく、短時間で火が通ることから、スープなどの加熱調理も推奨している。

「おたすけOisix」は2022年8月2日のサービス開始から1年4カ月となる。通常よりお得な規格で販売し、また購入客への5%ポイントバックを実施しており、これまでに累計約250トンの青果を届けた。全国の産地の要請を受けて支援販売を強化しつつ、役に立てるよう、サービスを通じた取り組みを推進しているという。

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