イトーヨーカ堂news｜第6回日本オープンイノベーション大賞で｢環境大臣賞｣受賞

(株)イトーヨーカ堂(東京都千代田区、山本哲也社長)は花王(株)、ライオン(株)、ウエルシア薬局(株)、(株)ハマキョウレックスとともに、内閣府が主催する第 6 回日本オープンイノベーション大賞において、｢リサイクリエーション活動『詰め替えパックの回収と水平リサイクル』」の取り組みが評価され、｢環境大臣賞」を受賞した。

＜左からウェルシア薬局、ライオン、花王、イトーヨーカ堂、ハマキョウレックスの担当者と環境省総合環境政策統括官の鑓水洋氏＞

｢リサイクリエーション」とは、使い終えたものを再び資源に戻す「リサイクル」と、新たに価値を創造する「クリエーション」を合わせた造語。コンセプトは「使ったら、捨てる。このあたりまえを変えたい。」

日本オープンイノベーション大賞は、社会インパクトが大きく、模範的で、持続可能性のあるオープンイノベーションを表彰する制度。

今回受賞した取り組みでは、製造業の花王とライオン、小売業のイトーヨーカ堂とウエルシア薬局、物流業のハマキョウレックスという異業種が協働し、使用済み詰め替えパックを回収するためのインフラの検証と水平リサイクル技術の開発を行っている。

新たな資源循環のしくみは、広く利用されるものでなければならず、複数企業による協働の成果を見せることで、より広めやすく、開かれた取り組みになったと考えている。

イトーヨーカ堂は「イトーヨーカドー曳舟店」に回収ボックスを設置し、消費者から使用済み詰め替えパックを回収する。花王、ライオンと協働し、リサイクルに対する消費者の理解・協力を深めるための普及・啓発活動を促進し、回収量 の増加を目指した。2020年11月～2024年1月の約3年間で、約967㎏を回収した。