ジャパンミートnews|第3Q売上高813億円・経常13.5%増/前期出店5店貢献

(株)ジャパンミート(茨城県土浦市、境正博社長)が2018年の7月期第3四半期の決算を発表した。売上高812億8000万円(前年同期比5.5%増)、営業利益36億3700万円(14.6%増)、経常利益37億2000万円(13.5%増)、四半期純利益22億1600万円(1.5%増)と増収増益だった。

営業利益率は4.5%、経常利益率が4.6%と、これも上々の成績だった。

主力のスーパーマーケット事業では、大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、北関東で展開する地域密着型店舗「パワーマート」、東京都内を中心に展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」を展開している。この事業は売上高782億4900万円(3.6%増)、セグメント利益33億5900万円(11.5%増)。前会計年度に出店した5店舗が徐々に収益改善した。さらに最大の繁忙期である年末商戦が好調に推移した。

〈同社ホームページより〉

財務上は、前会計年度の特殊な事情で発生した特別利益が減少し、法人税等が増加した。そこで四半期純利益は1.5%増にとどまった。

商品販売に関しては、「異常値販売」を定期的に実施した。これは特定の商品を大量に陳列し、値頃感のある商品を顧客にアピールすることで購買意欲を高める手法。さらに、グループ各社で開発した商品を共有して販売することで、販売点数および商品の仕入れ力の向上、採算の安定につながった。

加工物流センターを活用して、大量かつ効率的な精肉加工と商品供給を行う。これによって店舗オペレーションを安定的にサポートすることができる。商品の仕入れについては物流センターにおける大量備蓄機能を活用すること。これによって食材価格変動の影響を受けにくい商品仕入体制が構築され、採算の安定と在庫の確保が図られた。

その他の外食事業、イベント関連事業、アウトソーシング事業の売上高は43億2900万円(118.3%増)、セグメント利益は25300万円(74.0%増)となった。イベント関連事業は2017年4月30日に子会社化した AATJ(株)が行っている。アウトソーシング事業も2017年2月1日に子会社化した(株)アクティブマーケティングシステムが行っている。

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