三越伊勢丹news|セールスタート見直しが功を奏し6月既存店9.5%増
(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)が2018年6月の国内百貨店売上高実績を発表した。
三越伊勢丹計は全店で8.5%増。既存店では12.1%増。
伊勢丹新宿本店(店頭)18.7%増、三越銀座店17.3%増をはじめ、5店舗が増収だった。一方で、伊勢丹府中店▲1.1%、伊勢丹相模原店▲0.1%の2店舗は減収。
また国内グループ百貨店は5.6%増となった。
名古屋三越9.3%増、高松三越9.2%増など7店舗が前年超え。一方で、広島三越▲2.6%など3店舗は前年を下回った。
以上の結果、国内百貨店は全店で7.4%増、既存店は9.5%増と好調に推移した。
好調要因は、東京、名古屋、札幌、福岡と大都市圏を中心に化粧品やラグジュアリーブランドが売上げを牽引したこと。また、訪日客の増加で来店客数が大幅に増えたことにより、免税売上げが引き続き好調だった。訪日客の関心の高い化粧品や高額品が売上げを伸ばした。
さらにスタートを見直したクリアランスセールも好調だった。同社では、2012年の夏から同業他社よりも2週間ほど遅れて夏と冬の年2回のセールを実施してきた。今年、約6年ぶりに他社と同時期に開催したことが功を奏した。