ビックカメラnews|第3Q ビックカメラ・コジマともに増収・大幅増益

(株)ビックカメラ(東京都豊島区、宮嶋宏幸社長)が、2018年8月期の第3四半期決算を発表した。

2017年9月~2018年5月の売上高は 6337億7300万円(前年同期比 7.9%増)、営業利益は214億9500万円( 38.4%増)、経常利益は231億2600万円( 31.9%増)、四半期純利益は142億6700万円(32.7%増)となった。

営業利益率は3.4%、経常利益率は3.6%。

グループを挙げて、接客力・専門性の向上を図り、新規事業の拡大、アフターサービスの強化に取り組んだ。同時に、グループ内のシステム統合と物流改革、オムニチャネルを含むインターネット通販事業の強化を推進した。

2017年9月29日に「ビックカメラ京王調布店」(東京都調布市)を、11月17日に「ビックカメラ船橋東武店」(千葉県船橋市)を開店した。

また、「楽天市場」で運営していた「ビックカメラ楽天市場店」を2018年4月11日に、楽天(株)との共同出資会社が運営する「楽天ビック」として刷新した。

さらに、日本空港ビルデング(株)との共同出資会社Air BIC(株)が、4月3日と6月1日に「Air BIC CAMERA 中部国際空港セントレア店1号店」「同2号店」(愛知県常滑市)の2店を開設ししている。

一方、ビックカメラグループの(株)コジマ(栃木県宇都宮市、木村一義会長兼社長)の第3四半期決算も好調だ。

売上高は1801億1600万円(前年同期比6.1%増)、営業利益24億5100万円(138.0%増)、経常利益26億7100万円(77.4%増)、純利益19億1600万円(183.6%増)の増収増益。営業利益率0.8%、経常利益率1.5%とまだまだ水準は低いが、収益力は飛躍的に回復した。


ビックカメラグループの幅広い取り扱い商品を強みに、売場の拡充や専門性の向上に取り組み、モノ軸からコト軸への提案を進めた。

「快適・便利・楽しい」をテーマにした参加型イベントの開催や、社員が直接顧客宅を訪問して困りごとを解決する「コジマくらし応援便」のサービスメニュー拡充を図った。

4月26日に「コジマ×ビックカメラCorowa甲子園店」(兵庫県西宮市)を、5月26日には「コジマ×ビックカメラ四日市店」を移転して新たに「コジマ×ビックカメラ アピタ四日市店」(三重県四日市市)として開店した。さらに6月15日には、「コジマ×ビックカメラ イオンモールいわき小名浜店」(福島県いわき市)がオープンしている。

一方、「NEW成田店」(千葉県成田市)を閉店し、スクラップ&ビルドを進めて、5月末現在の店舗数は 140店となった。

コジマの2018年8月期通期の業績予想は、売上高2420億円(前期比4.0%増)、営業利益38億円(38.4%増)、経常利益40億円(24.4%増)、純利益22億円(6.9%減)を見込んでいる。

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