キャンドウnews|上半期売上高354億円2.2%増・経常利益6.3%減で増収減益

(株)キャンドウ(東京都新宿区、城戸一弥社長)が、2018年11月期上半期の業績を発表した。

売上高353億9100万円(前年同期比2.2%増)、営業利益11億1000万円(3.5%減)、経常利益11億8100万円(6.3%減)、純利益6億5200万円(2.0%減)の増収減益。

営業利益率3.1%、経常利益率3.3%。

同グループは、2018年11月期からの3カ年、新たに定めた中期計画「Next3」を推進している。当期間中は「選ばれる独自性の確立」を全社方針として掲げ、店舗開発、商品、販売の全般にわたる計画の実行と企業文化の変革に取り組んできた。

商品戦略では、キャンドウのPB「Do! STARS」商品の開発などオリジナリティのさらなる追求を推進した。有名キャラクターや著名ブロガーとのコラボ企画に加え、SNSを通じた情報発信なども行った。

販売戦略では店舗における4S(整理・整頓・清掃・清潔)を実施。在庫管理の徹底によるムダの削減から、商品発注から受け入れ陳列にいたるまでの店舗内物流構築などのインフラ整備を継続して、生産性の向上を図った。

組織面では、業務執行取締役の増員で各取締役の管掌部門を整備した。これにより、各部門が業務を効率的に進める体制の充実を図った。

店舗は、直営店26店舗、FC店5店舗、海外FC店1店舗の32店舗を出店した。これによって期末の店舗数は、直営店695店舗、FC店294店舗、海外FC店11店舗で合計1000店となった。

各事業の業績は、直営店売上高314億1700万円(3.0%増)、FC店への卸売上高35億8800万円(3.6%減)、その他売上高3億8500万円(1.6%減)。

通期は、売上高714億円(3.7%増)、営業利益22億7000万円(9.5%増)、経常利益23億8000万円(4.7%増)、純利益10億3000万円(1.9%増)を見込んでいる。利益の確保が下半期の課題となっている。

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