H2Onews|8月は夏物&秋冬商品が好調で百貨店事業6.7%増

エイチ・ツー・オーリテイリング(株)(大阪市北区、鈴木篤社長)が2018年8月の売上げ速報値を発表した。

百貨店事業は、阪急本店108.8%、阪神本店96.1%、支店計は107.1%。全店では106.7%となった。

阪急本店、阪急メンズ東京、博多阪急など都市部の店舗は、海外ブランドを中心にファッション関連商品が売上げを伸ばした。また、秋冬物商材だけでなく、暑さにより夏物商材も好調だった。

阪神梅田本店は、立て替え工事で売場面積が前年に比べて2割減少していることもあり、前年を3.9%下回った。しかし、第Ⅰ期棟がオープンした効果で売上げは回復。既存客に加え、30~40代の新規女性客の集客にも成功して、食品は103%と想定を上回った。

阪急本店は21カ月連続で前年実績を上回っている。婦人ファッションは113%と好調だ。前半は、ワンピースやUV対策化粧品、パラソルなど夏物商材が、中旬以降は、モード婦人服を中心に秋冬物商材の動きが良かった。ビューティーに特化した「HANKYU BEAUTY STUDIO」が24日にオープンしたが、ミレニアル世代に人気で、売上高は想定を上回っている。

さらに、国内外を通して、高額品は好調を維持している。ジュエリーや時計、化粧品を中心にインバウンド売上げは2割増しだ。

博多阪急119%をはじめ、支店は堅調に推移している。

食品事業は、イズミヤ(株)が92.8%、(株)阪急オアシスが96.8%と、苦戦している。

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