USMHnews|上半期累計売上高3493億円・前年1%増/既存店1.1%減

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)(東京都千代田区、藤田元宏社長、略称U.S.M.H)の8月月次と上半期の売上高が発表された。U.S.M.H は(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の3社で構成される。

U.S.M.Hの8月度売上高は595億9400万円、前年同期比2.2%増。既存店は客数が1.2ポイント前年を下回ったが、売上高は0.4%増加した。

上半期の累計売上高は3493億4400万円で1.0%増。既存店売上高は98.9%と前年同期に比べて1.1ポイント下がった。客単価は0.7%増だったが、客数1.7%減がそのまま響いた。

マルエツの8月の既存店売上高は0.4%増。客数1.5%減、客単価2.0%増だった。上半期の累計では売上高1862億8900万円で0.5%増。既存店は0.9%減。客単価が前年を1.0ポイント上回ったものの、客数が1.9ポイントも下回った。

カスミの8月既存店は客数0.9%減だったが、客単価1.1%の伸長で、前年比0.2%増。上半期の累計では売上高1413億8200万円で1.6%増だ。しかし、既存店売上高は1.8%前年を下回った。客単価は横ばいだったものの、客数1.8%減が響いた。

マックスバリュ関東は既存店1.1%増だった。客数は1.0ポイント前年を割ったが、客単価2.1%が貢献した。上半期の累計は216億7300万円。前年比101.9%と1.9ポイントの増加。既存店でも客数が0.2%前年を下回ったものの、客単価が2.2%の伸びで、既存店売上高は1.9ポイント前年を上回った。

上半期の成績は三者三様だが、共通しているのは、既存店客数の減少だ。4月、5月の業界全体の深刻なほどの客数減が、上半期に影響した。競争が激しい首都圏ではあるが、既存店の集客力をいかに高めるか。客数問題が下半期の重要なテーマになる。

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