イオンnews|主力15企業8月営業概況/イオンリテール既存店1.4%増
イオン(株)の8月度の主要各社の前年同月比の営業成績が発表された。
8月は「火曜市」を開催する日が前年より1日少なかった。またお客様感謝デーは8月20日(月)と30日(木)で、昨年と同様だった。
こうした曜日周りのなかで、既存店が前年を上回ったのはイオンリテール(株)、マックスバリュ北海道(株)、マックスバリュ東海、マックスバリュ中部、マックスバリュ九州など15社中6社だった。また全店ベースでは15社中7社が前年をクリアしたが、イオンリテール(株)、イオン北海道(株)、イオン九州(株)、マックスバリュ東北 (株)、ミニストップ(株)は未達に終わった。
既存店で見ると、主力の総合スーパーでは、イオンリテールが101.4%、イオン北海道が101.6%とまずまずの結果だった。イオン九州は98.5%で、前年に届かなかった。
スーパーマーケットのマックスバリュ(MV)では、MV北海道(株)が102.0%、MV東海100.0%、MV中部(株)が101.8%と前年を超え、MV東北(株)が97.4%、MV西日本が98.4%だった。
(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の首都圏三社で構成するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(株)は100.4%だった。
ミニストップは全店ベースで99.2%、既存店で99.9%と、5カ月連続で前年を割っている。コンビニは客数減を客単価でカバーする状況が続いている。しかし高客単価政策も、そろそろ限界か。
一方、ドラッグストアのウエルシアホールディングス(株)は変わらず好調で、既存店は104.4%。全店ベースでは出店効果もあって112.8%と二桁の伸長だ。
専門店では、靴の(株)ジーフットは96.0%、アパレルの(株)コックスは95.2%とともに伸びなかった。
また好調だったアミューズメント施設を運営する (株)イオンファンタジーは95.8%と前月に続いて不調だった。